広島県呉市の、野路山 伊音城 弘法寺へ。
野呂山(839m)の山頂付近にあります。
駐車場の手前に、地蔵堂
駐車場を経て、小さな不動堂
中を覗くようにすると、本格的な不動明王坐像が安置されていました。
白旗観音石像と薬師如来石像が安置されているお堂
屋根の上がかわいい♡
阿弥陀堂
これはのちほど出てくる伊音城八十八ヶ所の81~88番札所です。
右側は阿古屋御前堂、左側は愛宕神社
鐘楼で梵鐘を撞きました。
舞台があります。
手水場
本堂
毎月21日は法要が営まれるのですが、この日はコロナの影響で中止になったそうです。
内陣に入らせていたただき、さらにその奥に進むと、奥ノ院岩屋です。
左右・天井から巨大な岩窟にかこまれた狭い空間の真ん中、床の岩には丸い窪みが。
こちらで弘法大師様が、19歳と49歳の時に修行されたのだとか。
正面には、小さいけれど真新しい白木造りの小堂があり、弘法大師様が祀られています。
25年に一度御開帳があり、そのつどお堂が新しくされ、お神輿のように担がれて本堂に運び込まれるそうです。
稚児行列や火渡りなども行われるのだとか。
前回の御開帳は、令和元年11月2日・3日。
次回は令和26年かぁ・・・
向かって右側の岩窟正面に、金剛杖を持って立っておられるお大師様の御姿が、ぼんやりと浮かび上がっています。
意図的に彫られたものではなく、自然に浮き出てきたとのことですが、お大師様だと感じられるほぼ等身大の御姿。
パッと見た瞬間から、身体が震え鳥肌が立ち、涙が溢れてきました。
こんなに身近に強くお大師様を感じたのは、初めての経験です。
外陣に戻ってお経をあげているときも、感情が昂って声が震えました。
落ち着いてから、再び内陣に入らせていただき、弘法水(霊水)をいただきました。
千二百有余年前に、この地において修業されたお大師様に降り注いだ雨と共に一体化し、岩盤に浸透して地下水となり、88mの地下から再びここに蘇ってきたとされる霊水です。
本堂参拝後は、野路山 伊音城八十八ヶ所の一部を20分で巡る「お手軽コース」を歩いてみました。
(全行程を歩くと、5時間かかるそうです)
屏風岩
観世音菩薩の石仏様が祀られています。
玉すだれの滝
向かって左側に、小さなお不動さんが祀られていました。
くさり坂を上ると
勢至岩札所(71~80番)
伊音城八十八ヶ所は岩場6ケ所、お堂3ヶ所があり、1つの札所ごとに10体の尊像が祀られています。
巨岩の上に、不動明王尊が祀られているお堂
龍頭岩(上の岩)の右側がお大師様、下の岩もお大師様に見える・・・とのこと。
釈迦岩札所(61~70番)
毘沙門岩札所(51~60番)
仁王門は、ここから20分ほど歩いて降りたところにあるそうなので、断念。
鐘楼を経て、駐車場に戻りました。
いただいた御朱印です。
海田町の大師寺から呉市の弘法寺までは、県道66号線を通って行きました。
片側は開いていたので、通ってしまいましたが・・・
ふるさと林道 郷原野呂山線が、2018年7月の西日本豪雨で被害を受け、
一部の道路が陥没して、脇道を通れるようにしているところや、片側の一車線がまるまる土砂に埋もれているところがありました。
一日も早く復旧されますように。
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