西国三十三所(四)・第14番札所 三井寺

滋賀県大津市の西国三十三所第14番・近江西国三十三所霊場第5番札所・三井寺こと長等山 園城寺(おんじょうじ)へ。
駐車場は500円です。

仁王門(重文)
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網目が細かいので、金剛力士像の撮影が難しい(^_^;)
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受付にて入山料600円と観音堂特別拝観料500円がセットになった特別拝観券@1000円を納めました。
石山寺と同じく、こちらも33年に一度御開帳される如意輪観音様が、天皇即位の翌年ということで御開帳です!
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境内図は桜マップ
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釈迦堂(重文)
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中央にほぼ等身大の清凉寺式釈迦如来様と、向かって左側に智証大師(円珍)像が祀られています。
円珍さんは、なぜか頭が少しとんがっている像が多いような。

石段の上に金堂(国宝)
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御本尊は絶対秘仏の弥勒菩薩様です。

後陣はとても広く、お守りや記念品売り場があり、たくさんの仏像が祀られています。
尊星王像様、かっこいい大黒天様、そして八体の円空仏。
円空さんは全国を旅しながら、独特の素朴な仏像を約12万体彫ったといわれています。
私は円空仏を見ると、みやぞんを思い出します( *´艸`)

観音画家 木綿花『観音の彩光』展も開催されて
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木綿花(ゆうか)さんという女性の描かれる幻想的な観音様の作品が、たくさん展示されていました。

一切経堂(重文)
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中には八角輪蔵
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何度 拝見しても、圧倒されます。
足元をよく見ると、回転式なのがわかりました。

三重塔(重文)
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二層と三層に、菱格子が使われているのが珍しいのだとか。
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灌頂堂(重文)
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灌頂堂の奥に、唐院大師堂(重文)
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二体の智証大師像(国宝)・黄不動立像(重文)が祀られています。

村雲橋
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智証大師様がこの橋を渡られている時、中国の青竜寺が焼けていることを悟られ、
閼伽水を撒かれると、橋の下から村雲が湧き起り、中国の方に飛び去っていきました。
翌年、青竜寺からは鎮火のお礼の使者が来られたという言い伝えがあるそうです。

極彩色の毘沙門堂(重文)
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石段を上って、左奥にある観月舞台は・・・
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懸造りだったんですね!(向かって左側)
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何度も参拝しているのに、初めて気が付きました。

いよいよ、観音堂です。
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いつもは内々陣のお厨子の前に安置されているかわいいお前立の如意輪観音様は、
内陣の祭壇の方に移動されていますので、向拝からでもガラス越しに拝顔ができるようになっています。

内々陣に入らせていただき、開いたお厨子のまん前へ。
御本尊の如意輪観音様(重文)は、お前立様とよく似ておられます(本当は逆ですね)。
お厨子の中なので、六臂の全ては見えませんが、ツヤツヤとした質感で、少し丸いお顔です。
とても豪奢な宝冠をかぶった優美なお姿にうっとり。
脇侍の毘沙門天と愛染明王(重文)も御開帳です。

御本尊の如意輪観音様は、33年に一度の御開帳とされていますが、2020年は天皇即位の翌年なので特別御開帳。
調べてみましたら、前回は2014年の智証大師生誕1200年慶讃大法会にあわせて。
その前は2009年に花山法王1000年御遠忌に合わせて御開帳されており、本来の33年に一度の2011年は御開帳されていません。
なので、次回がいつになるのかはわかりませんが、またお会いできればいいなぁ。。。

観音堂の書院も拝観ができ、「観音堂落慶図」などが展示されていました。

書院の庭
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三井の晩鐘・閼伽井屋・霊鐘堂・孔雀園・長日護摩堂・微妙寺などについては、2018年5月の日記をどうぞ。(前回の参拝は、2019年5月

光浄院客殿(国宝)と勧学院客殿(国宝)も拝観してみたいのですが、
3名以上で1週間前までに予約しないといけないので、かなりハードルが高いです。
また、飛び地境内に新羅善神堂(国宝)や法明院(フェノロサの墓など)があるそうなので、いつかまたの機会に。

相方がいただいた御朱印と
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私がいただいた重ね印です。
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