南門(重文)
手水場
手水鉢がとても浅いのが印象的。
受付にて、拝観料@500円を納めます。
頻婆果亭(お茶室)利用付き@1200円を希望したのですが、
新型コロナの影響で、現在は残念ながら休止されているとのことでした。
本堂(国宝)
奥にある石仏龕(がん)を拝むための礼堂として鎌倉時代に建立されたそうです。
さっそく案内していただき、石仏龕(重文)のすぐ近くへ。
「龕(がん)」というのはお厨子のことで、とても珍しい石造の厨子の中央奥に、
厨子と一体化したうなご本尊の地蔵菩薩石像(弘法大師作)が祀られています。
左手に宝珠を持ち、右手は下に垂らし掌をこちらに向けている与願印。
像高は150cmほど。
地蔵菩薩様を中心に、左右の厨子の石柱に、正面向きと内側向きに仏像がたくさん彫られています。
脇侍として、正面向かって左側に釈迦如来様、右側に弥勒菩薩様。
同じ石柱の側面、内側向きに、左側は不動明王様、右側に観世音菩薩様。
さらにもうひとつ外側の石柱には、正面側に多聞天と持国天、側面には五輪塔が五基ずつ。五輪塔には赤い色が少し残っています。
他にも地蔵菩薩様を囲むように、天女や十王が描かれ、九曜や七星を表す梵字も。
一番手前の床には、死者の身骨や棺を安置するための、大きくて平らな「引導石」が配置されています。
丁寧に説明をして下さるので、じっくりと拝見させていただくことができました。
本堂内陣には弘法大師様が祀られているので、そちらで読経。
脇室のようなところに、こじんまりとしたショーケースのようなところがあり、ぎっしりと仏像や仏具などが。
あまりに長い時間 瞑想し続けたために、螺髪がアフロヘアーのようになった五劫思惟阿弥陀仏坐像は、ちょっと友近に似てます(〃▽〃)
双身毘沙門天(2躯の毘沙門天が背中合わせにくっついて、一人は手を上、もう一人は手を下に合掌している像)や・・・
見てはいけないはずの歓喜天さんが!!
象頭人身の立像で、お互いの肩に頭をのせて抱擁し、女天が男天の足を踏みつけています。
護摩堂
「一願不動尊」と呼ばれる不動三尊像(重文)が祀られています。
毎月28日に護摩祈祷が行われ、ご開扉されるそうです。
御影堂
扉越しに、色鮮やかな弘法大師様が拝顔できました。
地下部分は「霊廟」となっています。
境内の奥は墓地になっており、河島英五さんのお墓があるそうです。
不動明王立像(鎌倉時代)
庭園
興福寺曼荼羅石(堂内)
十三重石塔(鎌倉時代)と茶室「頻婆果亭」(びんばかてい)
いただいた御朱印です。

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