前回の参拝は、2017年5月です。
表門
瓦土塀がいいですねー。
中門をくぐるとすぐ左側に受付があり、
特別拝観料@600円(通常時は500円)を納めました。
中門の右側に、修行地蔵堂
桜が満開です。
本堂に向かう途中、庫裡でしょうか。
雪柳が境内のあちらこちらできれいに咲いていました。
西金堂(重文)
中には約4mの高さの五重小塔(国宝)
実物の10分の1のサイズで作られたのだとか。
工芸品ではなく「建造物」として国宝に指定されています。
東金堂跡
西金堂に向かい合う形で、東金堂が建っていた基壇の跡。
東金堂の内部にも、五重小塔が納められていたそうです。
経蔵(重文)
広いシンプルな庭には見事な松の木
・・・わざと本堂に入るのを我慢して、気持ちを盛り上げてきましたが、
いよいよ私の好きな十一面観音様とご対面♡ 4月7日までの御開帳です。
中央のお厨子に、鎌倉時代に慶派の仏師が造立したご本尊・十一面観音様(重文)。
像高1m弱の観音様、近くで拝見させていただくと、衣や装身具のあまりの美しさに溜息が出ます。
お寺のHPより ↓
『衣の部分の彩色は朱・丹・緑青・群青など諸色の地に唐草・格子に十字などの諸文様を切金で表したもので、縁取りや区画の境界線に二重の切金線が多用されています。
頭飾および装身具は精緻を極め、すべて銅製鍍金で透彫りを多用し、垂飾には諸色のガラス小玉と瓔珞片を綴ったものを用いています』
現在は春と秋に御開帳して下さっていますが、昭和28年までは秘仏だったそうです。
脇侍は愛染明王様と不動明王様。四方には小さな四天王。
快慶作と伝わる文殊菩薩立像(重文)は、目鼻口が小ぶりで、静かな印象。
平城京の東北(鬼門)を護るために造立された、北方の守護神 大柄な毘沙門さんもおられます。
先代のご住職が刻まれた四国八十八箇所の御本尊は素晴らしいものでした。
弘法大師筆と伝わる『隅寺心経』(般若心経)も公開されていました。
海龍王寺は、隅寺(すみでら)とも呼ばれ、お大師様が遣唐使として唐に渡る際、無事を祈願して心経千巻を書き写して納経されたそうです。
本文末に三行、般若心経を誦えることによる功徳を表す「功徳文」が付け加えられています。
生木地蔵尊
いただいた御朱印です。

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