蓮の光背を持つ十一面観音・法華寺

奈良市法華寺町にある法華寺門跡へ。
神仏霊場巡拝の道第22番
3年ぶり3度目の参拝です。前回の参拝は、2017年6月です。

赤門
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境内図
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受付にて拝観料@1000円を納めます。

鐘楼(重文)
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池の中にあるのは、護摩堂
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南大門(内側から)
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本堂(重文)
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毎年4月1日~7日の14時から約1時間 ひな会式(えしき)が行われるそうで・・・ちょうどそのタイミングに伺ってしまいました。
コロナ対策として、本堂内に入る人数制限がされ、椅子の感覚も広くとられています。
女性の僧侶が7~8人で厳かに行われています(法華寺は尼寺)。

ひな会式の終了後、結界が解かれ、内陣へ。
御本尊の十一面観音様の前に、50数体の善財童子がずらりと整列されているのは、かなり見ごたえがあります!
十一面観音様(国宝)を正面から拝ませていただきました。
平安時代初期に作られた像高1m、カヤの一木造り。
金箔などは施されず、唇がほんのり赤い美しい観音様。
目鼻立ちがはっきりとしているので、インドっぽい雰囲気もあります。
光背は蓮のつぼみと葉が交互に並べられた特徴的なもので、一度拝見したら忘れることはないでしょう。

本堂内、外陣の左右に脇室があり、格子戸越しに拝見させていただくことができます。
入口から向かって左側に、維摩居士像(国宝)、右側には向かい合いように、文殊菩薩が祀られています。
維摩居士(ゆいまこじ)は、古代インドの商人で、お釈迦さまの在家の弟子。
文殊菩薩様と問答を交わした際に、大乗仏教の真理であるとされる「空」について、
「分別もまた空なり」と語ったとされる人物です。
本堂奥には、もとは丈六と思われる釈迦如来仏頭(重文)や、梵天&帝釈天の仏頭(重文)も公開されていました。
聖徳太子の2歳と3歳像、金色の弘法大師様なども安置されていました。

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鳥居の奥に
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薬師堂と
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稲荷神社
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赤門の東側に移築された横笛堂
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『平家物語』の登場人物の「横笛」が尼となった後に住んだとされる建物です。
横笛像は本堂内に安置されていました。


法華寺には二つの庭園があります。
本堂西側の「法華寺庭園」(国指定名勝)
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本堂東側の華楽園へと続く門
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庭園の手前に浴室と
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光月亭
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華楽園は、お花がたくさん咲いていました。
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いただいた御朱印です。
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本日の歩数 8215歩・歩いた距離 5.9km・上った階数 12階

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