50年に一度の御開帳・紀三井寺

和歌山市にあります救世観音宗の総本山・紀三井寺こと紀三井山 金剛宝寺 護国院へ。
紀三井寺開創1250年、50年に一度の特別御開帳ということで行ってまいりました。
春の御開帳は3月18日~6月28日の予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、4月8日より秘仏御本尊の特別拝観が中止となっていました。
このたび5月30日から再開されたと知り、いてもたってもおられず。

楼門前に、新しく閻魔大王像が祀られました。
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受付では、通常の拝観料@200円を納めます。

楼門(重文)
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231段の結縁坂を一気に上がりました!
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いつもは両側に並ぶお堂を拝観しながらのんびり上るので、こんなにキツイとは・・・

本堂
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初めて気が付いたのですが、向拝の天井には天女が描かれています。
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向拝の受付にて、内拝料@1000円を納めると、手首の近くの体温を測って下さいました。
他の人との距離に気を付けながら、まずは本堂内陣へ。
お厨子の前に、千手観音様と十一面観音様が祀られています。
向かって右側には、薬師如来様・厄除聖観音様・塩薬師如来様・馬頭観音様。
左側には、阿弥陀如来様と宝冠をかぶった弥勒菩薩様、西国三十三所札所本尊などが祀られています。

本堂の奥は、収蔵庫の八角堂(大光明殿)とつながっており、いよいよ・・・
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50年に一度、開かれた大きなお厨子には、向かって左側にご本尊の十一面観音様(重文)、右側に千手観音様(重文)。
どちらも開山の為光上人(いこうしょうにん)のお手彫りとのことですが、作風はずいぶん違うように感じられました。
お顔はどちらも男性っぽい印象です。
千手観音様は42本の脇手の内側に、小手が970本配された真数の千手。
修復の記録はないそうで、持仏などもきれいに残っています。 
脇侍は帝釈天(重文)と梵天(重文)。
帝釈天が女性っぽくて、優しい印象を受けました。
お前立ちの十一面観音様は、京都の博物館へ出張中(公開は7月23日~)でした。

開山堂は修復工事中。
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大師堂
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お大師様はお厨子の中です。

ローソクをお供えするところが、ここにあったとは・・・
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文塚に貼られている切手、84円に変わっていました!
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朗報です。
エレベーターの設置工事をされていて、11月ごろ完成予定だそうですよ!
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六角堂・多宝塔・新仏殿などについては、2019年12月の日記をどうぞ。

特別御開帳の記念品をいただきました。
桜の香りの入浴剤とボールペンです。
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特別御朱印@1000円
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