西国三十三所(四)・善光寺(お礼参り)

長野市の定額山 善光寺へ。
9月に西国三十三所巡礼を結願(四度目)したので、そのお礼参りです。

この旅では、初日の夕方と2日目のお朝事と朝食後の三度 参拝しました。
初日の夕方、仁王門はライトアップされています。
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阿形と吽形が逆なのは、一年に一度 冬至の日、お日様が朝は西の阿形像の顔を照らし、夕方は東の吽形像の顔を照らすように配置されたのではないかという説を、ネット上にみつけました。
冬至の『一陽来復』(冬が去り春が来る=陰極まって一陽が生ずる)にあやかって、善光寺とこの界隈の反映と幸福を祈ったのではないかと。
深いですね。。。
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背面の三宝荒神像と三面大黒天尊は、うまく写真が撮れませんでした。

山門(重文)
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本堂(国宝)
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12月5日~13日のあいだ、ライトアップされるようですよ!
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善光寺仁王門から表参道の坂を下っていくと、七味唐からしの老舗・八幡屋礒五郎の本店があるのですが、その近くに『くるま缶』を発見!!
かわい~い♡
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缶の内部は荷台になっていて、通常サイズの七味缶を6,000缶も積めるそうです。

11月21日の歩数 17420歩・歩いた距離 12.6km・上った階数 45階

2日目はお朝事に参列。
夏は5時半、冬は7時から始まるお朝事。
春と秋は日によって時間が違うので、善光寺のHPで時間を確認しました。
この日は6時31分開始。
仲見世通りは、ガラ~ンとしています。
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15分前に山門に着いたのですが・・・
なんとコロナ感染防止のため『お数珠頂戴』は中止Σ(゚д゚lll)ガーン

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本堂にて内拝券@500円を購入し、内陣へ。
内陣の左右の壁際の高い位置に、大きな地蔵菩薩坐像と弥勒菩薩坐像が祀られています。
内々陣は向かって左側に御本尊が祀られる瑠璃壇があり、右側には本田善光卿を中心に、奥様の弥生御前、息子の善佐卿が祀られる御三卿の間があります。

瑠璃壇の前、左右で向き合うように座られた、たくさんの僧侶の方が声明を唱えられるのですが、みなさんマスクを装着しておられるので、静かな音楽が流れているかのようでした。
御本尊は、絶対秘仏の一光三尊阿弥陀如来像(一つの光背の中に、阿弥陀如来像・勢至菩薩像・観音菩薩像を祀る)。
数え年で7年に一度の4月~5月、まったく同じお姿のお前立本尊様が御開帳されます。
前回の御開帳は2015年で、次回は数え年の7年後(満では6年後)なので、2021年ですね!

お朝事は前半30分が天台宗、後半30分が浄土宗で行われますが、天台宗のお導師様がこちら向きになられて「南無阿弥陀仏」と10回唱えられたあと、供養・祈願を申し込まれた方の名前等を読み上げられるタイミングで、私たちは戒壇巡りに行きました。
戒壇巡りは、コロナ対策で距離を保つ目的と思われますが、足元に小さな行燈が置かれ、真っ暗ではなく残念。

外陣に祀られている閻魔大王様にご挨拶をし、賓頭盧さんをエアーで撫で、朝ごはんをいただくために旅館に戻りました。

そして朝食後、三度目の善光寺。
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初めて気が付いたのですが、本堂の柱はどれも少しずつ捻じれています。
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焼失した本堂が1707年に再建された際、完全に乾いた木材を使うことが困難な状況であったため、木材のねじれを見越して、左右の柱が逆のねじれになるように設置したという匠の技なんだそうです。

相方がひいた閻魔さんのおみくじは
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鏡に向けて読むように、文字が反転したものでした!
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佛足跡
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経蔵(重文)
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時間が早すぎて、扉が開いていませんでした。

天水桶(釜)・大勧進・世尊院釈迦堂・むじな地蔵などについては、2017年7月の日記をどうぞ。
駒返り橋・濡れ仏尊・山門の寺額・歴代回向柱・日本忠霊殿などについては、2018年12月の日記をどうぞ。あ。ちょうど冬至だった・・・

相方がいただいた御朱印と
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私がいただいた重ね印@200円です。
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善光寺の本堂には百観音のご分身佛が安置されています。
百観音巡礼を結願したのち、申し込みをすると、本堂にてお経をあげて下さり、證と散華をいただけるそうです。

※百観音巡礼=西国三十三所観音(和歌山・奈良・京都・滋賀・大阪・兵庫・岐阜)・坂東三十三観音(神奈川・埼玉・東京・群馬・栃木・茨城・千葉)・秩父三十四所観音(埼玉県秩父地方)
坂東はなかなか行けそうにないけれど、いつか・・・( *´艸`)

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