『臨床真理』 柚月裕子 角川文庫
人の感情が色でわかる「共感覚」を持つ青年と、臨床心理士の女性。
知的障碍者更生施設で起こった事件の真相は・・・。
久しぶりに、続きが気になって、一気読みしてしまった本です。
「共感覚」といえば、映画『ギミー・ヘブン~共感覚デヴァイン・スリラー~』を思い出しました。
『「血管を鍛える」と超健康になる!』 池谷敏郎 知的生きかた文庫
私事ですが・・・1年に一度の健康診断でひっかかり、近所の病院に行くと、某大学病院の紹介状をいただき、診療予約まで取っていただいて、半日がかりで循環器科の検査をしてもらいました。
あまりに待ち時間が長く、持参していた本を読み終えてしまったので、病院内にあるコンビニで、急きょ 購入したのがこの本。
血管を鍛え、若々しく保つことで生き生きと暮らせる方法が紹介されています。
ちなみに私の検査の結果は「経過観察」で、この日初めてわかったことは「塩分のとりすぎ」
『猫にかまけて』 町田康 講談社文庫
パンク歌手の町田康さんは、大の猫好き。
最初の方はココアとゲンゾーの他愛のない猫の話が続くのですが、途中からヘッケという猫の看病から看取った話になっていき、町田さんの献身ぶりに泣かされました。
『福禄寿笑談』 太田真照 しあわせ企画
12月のはじめに参拝した京丹後市の遍照寺のご住職が出版された楽しい法話。
活字が大きいので、あっという間に読めました。
『仏像礼讃』 籔内 佐斗司 だいわ文庫
仏像について・・・から始まり、時代順に国宝も秘仏もオールカラーで、90点の仏像写真が紹介されていて、見ごたえ満載でした。
サイズも手ごろなので、これからも何度も見返すと思います(〃▽〃)
『だいたい四国八十八ヶ所』 宮田珠己 集英社文庫
3年間、8回にわたり区切り打ちをし、合計64日間で四国一周を歩ききった記録。
自転車でしまなみ海道を渡ったり、カヌーで川を下ったあとスノーケリングをしたりと、実に四国を満喫されています。
私も車遍路とはいえ3周しているので、登場するお寺のことを思い出しながら、楽しく読み進めることができました。
『奇跡の四国遍路』 黛まどか 中公新書ラクレ
俳人の黛まどかさんが、2017年4月から6月にかけて、四国八十八ヶ所全札所・約1400kmの道のりを通しで歩ききった記録です。
私より3歳上のまどかさんが3年前に歩かれたのですから、ちょうど今の私の年齢で、女性一人で歩かれたということで、とてもとても興味深く読ませていただきました。
車で巡った私たちは、札所と札所を点で結びながら進みましたが、本当の遍路は札所と札所のあいだにあると書かれています。
歩くことで見えてくるもの、たくさんの出会い・・・ますます四国が好きになった一冊です。
私もいつか全行程を歩いてみたいと思いますが、通しで歩くと最低でも2か月は家を離れなければならず、叶わないかなぁ。
『神様ゲーム』 麻耶雄嵩 講談社文庫
連続して猫が殺害されるという事件が起こり、自らを神様と名乗る転校生の少年が、犯人は誰かを明かす。
そして小学生たちが探偵団の本拠地として使っていた廃墟にて同級生の死体が発見され・・・
最後の結末は、Σ(・ω・ノ)ノ!・・・
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