大阪府和泉市、阿弥陀山 松尾寺へ。
和泉西国三十三ヶ所第21番・役行者霊蹟札所
石段の途中に
首堂(こうべどう)があります。
戦死した将士の首を、源義経がこちらのお寺に送って弔ったそうです。
石のお地蔵さんが祀られた祠。
境内図
山門
持国天と増長天。
楼上には文殊菩薩様が祀られているそうです。
念仏堂
中央に色白の弘法大師座像、向かって右側に金色の不動明王立像、左側に大日如来坐像(胎蔵界か金剛界かは見えません)
さらに右端に阿弥陀如来立像、左端に聖観音立像らしきお姿も拝顔できます。
天台宗のお寺で、弘法大師様にお会いできるとは思っていなかったので、ビックリしました。
飛鳥時代に役小角が開山し、中世には天台宗と真言宗の両方を学べるお寺として、大変栄えたそうです。
寿老人堂
閉じられた厨子の前には、鏡が祀られ、長押に寿老人尊の写真が掲げられています。
宝物殿
絹本著色孔雀経曼荼羅図・宝篋印陀羅尼経・如意輪陀羅尼経(いずれも重文)などが納められていると思われます。
手水場
鐘楼
鐘楼の前に、伝教大師の幼年像
三天堂
正面奥に壁面を3つに区切った大きな厨子があり、全て扉は閉じられています。
中央に穀聚三天尊、向かって左に歓喜天と阿弥陀如来様、右側に大日如来様と善女竜王が祀られ、
松尾明神、三所権現なども祀られているようです。
金堂
向拝の賓頭盧さん
金堂内では、ご祈祷中。
納経所で尋ねると、ご祈祷の合間なら内拝も可能と教えていただき、
頃合いを見計らって、内陣へ入らせていただきました。
松尾寺は織田信長による焼き討ちで全焼しましたが、豊臣秀頼の寄進などにより再興が行われました。
金堂は四天王寺の阿弥陀堂を移築したもので、内々陣が壁面いっぱいを使ったお厨子になっています。
長押には天女、天井には龍、壁面には海などが極彩色に描かれ、とても豪華で美しい。
閉じられた中央のお厨子に如意輪観音様、向かって左に伝教大師と元三大師、右に聖徳太子と現存最古といわれる絹本着色の役行者も祀られていて、4月の第一日曜日に御開帳されるそうです。
お厨子の手前の須弥壇には、お前立の小さな如意輪観音坐像と、とても小さなお厨子に入った役行者像が拝顔できました。
不動尊堂
池の中に、水子地蔵回向堂
鳥居をくぐると
松尾寺公園があり
鎮守の春日神社の中門
拝殿と
本殿
西国三十三所石仏群
1番~4番と、33番しかみつけられませんでした(ノ∀`*)ペチョン
西国33番札所・華厳寺と、薬師如来の石仏が祀られた小祠
いただいた御朱印です。
この記事へのコメント