奈良県斑鳩町にあります、聖徳宗総本山 法隆寺へ。
こちらの『北室院』が大和北部八十八ヶ所第50番、『西円堂』が第51番札所です。
前回の参拝は、2017年9月。
創建は推古天皇15年(607年)で、開基は推古天皇と聖徳太子といわれています。
お寺の駐車場は無いので、近隣の民営駐車場に停めます。
南大門(国宝)
門の手前に、鯛石。この石を踏むと、水難に遭わないという伝説があります。
この空間がめっちゃ気持ちい~い♪
上土門と唐門(重文)
手水場
中門(国宝)
金剛力士像(重文)、迫力ありますね~!!
境内図
拝観は無料の区域と、有料の区域があり、中門の前を通り過ぎて
まずは境内の西にある無料区域から参拝しました。
亥之島弁財天が祀られている弁天堂と拝殿
三経院・西室(国宝)
内陣は見えませんが、御本尊の阿弥陀如来坐像(重文)、持国天・多聞天立像(重文)が祀られているそうです。
石段を上って
大和北部八十八ヶ所第51番札所・西円堂(国宝)へ。
八角円堂の中に、『峯の薬師』と呼ばれる丈六の薬師如来坐像(国宝)と、お薬師様の台座周辺に小さな十二神将様(重文)が。
東面には千手観音立像(重文)、北面には不動明王坐像も祀られています。
西円堂にていただいた御朱印です。
西院伽藍に移動し、受付にて拝観料@1500円(西院伽藍・大宝蔵院・東院伽藍の共通券)を納めました。
金堂(国宝)
二重目の軒を支える四方の龍の彫刻を刻んだ柱は、構造を補強するため修理の際に付加されたものだそうです。
内陣に区切りはありませんが、中の間・東の間・西の間に分かれ、
中の間に銅造釈迦三尊像(国宝)、東の間に銅造薬師如来坐像(国宝)、西の間に銅造阿弥陀三尊像(重文)が祀られ、釈迦三尊像の左右には木造毘沙門天像(国宝)と吉祥天像(国宝)、さらに四方には日本最古の木造四天王像(国宝)が祀られています。
阿弥陀三尊像は、一見 飛鳥時代の作に見えますが、中世に盗難に遭い、鎌倉時代に康勝(運慶の四男)が新たに作ったものだそうです。
それぞれの上部にある天蓋も国宝です。
このような素晴らしい仏像群が、秘仏などではなく常に拝顔できるということは、とても嬉しく幸せなことですね~(〃▽〃)
現存世界最古の木造五重塔(国宝)
四隅を支える邪鬼
初重内陣には、東西南北のそれぞれに塔本四面具(国宝)と呼ばれる塑造の群像を安置しています。
東面は問答の場面・北面は釈迦の涅槃・西面は分舎利・南面は弥勒の浄土を表しているそうです。
経蔵(国宝)
鐘楼(国宝)
梵鐘は(重文)です。
大講堂(国宝)
木造薬師三尊像(国宝)と四天王像(重文)が祀られています。
薬師三尊は座像で、平安時代の作です。
中門・鐘楼・大講堂・経蔵と繋がる回廊も国宝です。
西院伽藍を出て、無料区域へ。
手水場
聖霊院と東室(国宝)
内陣には三つのお厨子があり、秘仏の聖徳太子様と眷属像(国宝)・如意輪観音像(重文)・地蔵菩薩像(重文)が安置され、聖徳太子様の命日・3月22日から3日間、御開帳されるそうです。
こちらは納経所を兼ねています。
綱封蔵(国宝)
食堂(国宝)
大宝蔵院と
百済観音堂
白鳳時代や飛鳥時代作の仏像や玉虫厨子など、国宝がずらりと展示されています。
中でもやっぱり印象的なのは・・・百済観音像(国宝)。
2mを超すスラリとした長身で、水瓶を指に引っ掛けるようにして持っておられます。
東大門(国宝)から出て
四脚門から東院伽藍へ。
夢殿(国宝)
御本尊は秘仏の救世観音様(国宝)で、春季と秋季に御開帳されます。
行信僧都坐像(国宝)・道詮律師坐像(国宝)・聖観音立像(重文)などが拝顔できました。
絵殿・舎利殿(重文)
東院鐘楼(国宝)
伝法堂(国宝)
たくさんの重文の仏像が安置されているそうですが、非公開です。
さらにこの奥にあるのが、大和北部八十八ヶ所第50番札所の北室院(重文)ですが・・・
残念ながら非公開です。
御朱印は聖霊院でいただきました。
東大門まで戻り、そこから西にまっすぐ進むと、大湯屋表門(重文)
その向かいにあるのが、境内に3つあるといわれる伏蔵(あとの2つは経蔵と金堂に)
竹垣としめ縄で囲われだけの場所に見えますが、地下に秘密の蔵があるとかないとか。
西門から出ました。
法隆寺・・・堂宇も仏像も素晴らしすぎました( *´艸`)
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