奈良県桜井市の、玄賓庵(げんぴあん)へ。
大神神社から檜原神社に向かう「山の辺の道」の途中にある、真言宗醍醐派のお寺です。
玄賓庵は、謡曲「三輪」の舞台として知られています。
玄賓(僧)の元に、毎日 供物と水をもって来る女がいました。
ある日、玄賓に衣を一枚欲しいと請います。
玄賓が衣を授けると、女は三輪山の山もと近い所に住んでいるので来てくださいと告げて姿を消しました。
玄賓がそれを確かめに三輪明神(大神神社)へ行くと、杉の木に衣が掛かっていました。
その裾に一首の歌が書いてあり読んでいると、杉の木陰から声がして、三輪明神が現れます。
なんと女人は三輪明神の化身だったのです。
枯山水のお庭に修行大師像
本堂
拝観は事前予約が必要なのですが、この日は運よくお寺の方がおられて、扉が開かれています。
お声かけすると、拝観させていただくことができました。
拝観料@200円は、本堂内のお賽銭箱へ。
畳敷きの外陣には神変大菩薩像や、釈迦如来像とその手前に小さな文殊&普賢菩薩像。
内陣中央の大壇奥に、左から毘沙門天・三面大黒天・弁財天が祀られています。
さらにその奥の中央に三光不動明王像(重文)、向かって右側に阿弥陀如来像、左に大日如来像が祀られてるのが拝顔できました。
右脇壇に玄賓大師座像、左脇壇に弘法大師座像と・・・なんと空海さんの写真Σ(・ω・ノ)ノ!
思わず「なぜお大師様の写真があるのですか?!」と尋ねましたら、お寺の方(ご住職?)が説明して下さいました。
透視能力者の三田光一という人が、昭和5年に京都上嵯峨にある「船形屋敷」というところで念写実験をした際、写ったお大師様のお姿だそうです。
本堂の前に、護摩場
白大神・八大龍王・三輪龍神
いただいた御朱印です。
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