奈良県橿原市の、大和北部八十八ヶ所79番・西国四十九薬師霊場第7番札所 霊禅山 東塔院 久米寺へ。
宗派:真言宗御室派 創建:7世紀末
空海が唐から帰国後、久米寺にて真言密教を布教したので「真言宗発祥の地」とされています。
仁王門
大塔礎石(七重塔が建っていたそうです)
手水場
金比羅宮
修行大師像
「弘法大師の石」
大師堂
七重石塔
地蔵堂
観音堂
扉に開けられた小さな窓から内陣が拝見できました。
中央に十一面観音立像、向かって右側に如意輪観音座像、そして左側は、お腹のあたりに宝塔を持たれているので、弥勒菩薩座像でしょうか。
「薬師如来の石」
鐘楼
本堂
内拝料@400円を納め、内陣に入らせていただきました。
中央の大きな厨子の中に、丈六の薬師如来坐像と、左右に十二神将が祀られ、
厨子の手前に、日光&月光菩薩と聖徳太子像、来目皇子像が。
御本尊のお薬師様は、目の病に霊験あらたかと伝わるだけあって、とても目力があります。
奥陣にもたくさん仏像が祀られていますが、顎髭をたくわえた「久米仙人肉付像」がちょっと怖くて印象的でした。
向拝の賓頭盧さん
本堂前に、久米仙人像とカワラケ割
『今昔物語集』によると
久米仙人は仙術で空を飛んでいる時、川で洗濯をしている女性のふくらはぎに見とれて、地上に落ちてしまいました。
その女性とめでたく結婚し、普通の俗人として暮らしていましたが、東大寺大仏殿建立の際、神通力を使って材木を運び、天皇より田地を褒美として賜ります。
そこへ久米寺を建てたといわれています。
多宝塔(重文)
胎蔵界の大日如来像が祀られているそうです。
不動三尊像と、役行者像
水子地蔵尊
阿弥陀堂
金剛界大日如来像
ここから先は、あじさい園の公開時しか入れません。
あじさい園については、2017年6月の日記をどうぞ。
いただいた御朱印です。
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