河内音頭発祥の地・常光寺

大阪府八尾市 おおさか十三仏めぐり第5番札所、八尾地蔵尊こと初日山 常光寺へ。
宗派:臨済宗南禅寺派 創建:745年(天平17年) 開基:行基菩薩 

駐車場はお寺の少し手前にありました。
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『大坂夏の陣古戦場 常光禅寺』の文字がある石柱
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三門
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三門の前は斜めの参道になっており、ブロック塀などに阻まれて、正面からの写真が撮れません。
iPhone11の広角モードで撮ったのが、この写真。
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金剛力士像
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本堂側から。
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三門前の由緒書きと「八尾地蔵尊」の石碑
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境内図
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門をくぐると、周囲に堂宇と、鉄棒・シーソー・ブランコなどの遊具が並び、地面は砂。
小学校の校庭のような境内です。
ブランコに乗りながら、J-POPを流し、それに合わせて元気に歌う数人の小学生たち( *´艸`)
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『河内最古之音頭発祥地』の碑
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こちらのお寺は河内音頭発祥の地といわれ、毎年8月23・24日の地蔵盆会のあと、盛大な盆踊り大会が行われます。
21時までは常光寺に伝わる『流し節正調河内音頭』(河内音頭の原型)が流され、ゆったりとした盆踊り。
21時を過ぎると、「エンヤコラセ~ドッコイセ~♪」の現代版河内音頭で盛り上がるそうです。

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鐘楼
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観音堂と鎮守社(左)
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聖観音か十一面観音かわかりませんが、小さな観音菩薩立像が祀られているのが拝顔できました。

水子地蔵堂
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石造のお地蔵さんが祀られています。

本堂
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内陣の様子は全く見えません。
ご本尊は「八尾地蔵」と呼ばれる平安時代作の等身大の地蔵菩薩立像で、安産祈願に訪れる人が多いそうです。

本堂前のマニ車
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ネパールより「おおさか十三仏めぐり」の寺院に贈られたもの。
お経が納められているので、手で回転させると、お経を一巻お唱えするのと同じ功徳があると言われています。

本堂の向かって左側は、阿弥陀堂(手前の青いものは、シーソー)
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扉の小さな穴(お賽銭を入れるとこ)から、内陣の様子が拝見できました。
とてもシンプルなお堂の中央奥に、金色に輝く阿弥陀如来坐像が祀られています。
印相は「中品中生」というのでしょうか。
狐の顔のような形にした両手の指を、胸の前に合わせるようにしておられます。

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本堂の向かって右側には、行者堂と
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閻魔堂
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こちらも内陣の様子が見えました。
中央の高いところに大きな閻魔大王様、その左右に閻魔さん以外の十王と奪衣婆、手前に二人の書記官(司命と司録)が祀られているのが拝顔できました。
こちらは狂言の「八尾」という演目の舞台にもなっているのですね。

森本行誓宝篋印塔
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歯痛地蔵堂
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境内を南北に区切る塀があり、南半分には庫裡と方丈があります。
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この付近は1615年『大坂夏の陣』の中心地。
徳川武将・藤堂高虎は、この方丈の縁側に敵方の首を並べて「首実検」をしたといいます。
後に方丈の西廊下の天井として貼り替えられ「血天井」として保存されているそうです。

木々が生い茂り、北半分とは全く雰囲気が違います。
樹齢何百年とおっしゃったか、ちょっと忘れてしまいましたが・・・
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垂乳根のイチョウです。
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稲荷社
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常光寺さんでは、毎年(地方選挙が行われる年をのぞく)4月の最終日曜日に『大般若会』(八尾地蔵練供養)が行われます。
境内に特設された回廊を、鬼・閻魔大王・如来などの面をつけた人や、お稚児さんなどが練り歩き、散華やお餅がばらまかれ、厄払い・家内安全・町内繁盛を祈るのですが・・・
残念ながら、コロナ禍により、今年も中止にされるとのことでした。
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いただいた御朱印です。
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本日の歩数 4273歩・歩いた距離 3km・上った階数 6階

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