大阪府富田林市 河内西国霊場第20番札所、峰條山 楠妣庵観音寺(なんぴあんかんのんじ)
宗派:臨済宗妙心寺派 創建:1339年(延元4年) 開山:圓鑑国師
楠木正行(くすのきまさつら・楠木正成の息子)が、崩御した後醍醐天皇を悼み、後醍醐天皇の念持仏であった千手観音を安置したのが起源とされ、後に楠木正成の妻であった久子が、戦に敗れて自害した夫と息子の菩提を弔いながら隠棲した場所です。
カーナビの通りに進むと寺標があり、いきなり細い山道に入っていきます。
山門石段の下に、楠母子の像
討死した楠木正成の首級を見て、持仏堂で自害しようとした息子の正行を、久子夫人が訓戒している様子です。
石段の上に山門
山門の手前、石段の途中に楠木正成の像
山門
境内に入り、正面奥にある拝観受付に行くと・・・
南側に駐車場を発見したので、車に戻って国道209号線を北西に100mほど進むと、お寺の看板を発見。
そちらの道を進んで、再びお寺に戻ります。
六地蔵さん
稲荷社
南門
(駐車場は南門前にありました)
手水場
恩光閣(庫裡・客殿)
玄関のとなりに納経所があり、内拝料@200円を納め、本堂の扉を開けていただきました。
本堂
内陣奥の須弥壇上、厨子内に祀られている千手観音立像は、ぼんやりとシルエットが拝見できました。
本堂前の水桶には、楠木家の紋「菊水」
高台の草庵へと続く石段の下に、
楠枇庵観音寺を再建した加藤鎮之助の像
高台に、草庵(楠妣庵)
久子夫人が隠棲した草庵を、大正6年に再建したもの。
観音堂
扉に手をかけると開きました。
久子の念持仏だったとされる十一面観音立像のシルエットが拝見できました。
楠木一族の供養塔
久子夫人の墓所
五輪塔(久子の墓)
大正11年、秩父宮殿下お手植えのクスノキ
大正6年、昭和天皇お手植えのクスノキ
いただいた御朱印です。
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