浄谷寺と、じないまち薬師堂

大阪府富田林市 河内西国霊場第16番札所、半褐山 三佛院 浄谷寺(じょうこくじ)
宗派:融通念仏宗 創建:1286年 開基:済戒真證上人

富田林の寺内町(重要伝統的建造物群保存地区)の一角にあります。
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駐車場が、この門の向かいにありましたが気が付かず。

山門の前に停めさせていただきました。
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右側の祠は地蔵堂、左側は役行者堂です。
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山門
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鐘楼
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屋根にシャチホコ
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水子地蔵尊とソテツの庭
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本堂
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ご住職が歩いておられたので、お声かけすると
本堂の扉を開けて下さるとのこと。
しばらく待つと、ご住職の息子さんが来られて、外陣へと案内して下さいました。

内陣との境にある、欄間の彫刻が素晴らしいです!
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左右の柱上に、持国天と多聞天
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内陣には厨子が3つあり、どの厨子も扉は開いているのですが、幕が降りていて拝顔できません。
中央の厨子にご本尊の阿弥陀如来像、向かって右側に如意輪観音像が祀られているそうです(左側も教えて下さったのですが失念・・・)。

外陣の隅に置かれているホワイトボードに、NHK連続テレビ小説『おちょやん』のポスターがありました。
浄谷寺さんとは深い関わりがあるそうで、ご住職が詳しくお話して下さいました。

二尊堂
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こちらのお堂も、内陣へ入らせていただきました。
左側の部屋、お厨子の中に可愛らしい地蔵菩薩立像が祀られています。
石板に半肉彫りのお地蔵さんは、右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、大きな蓮華台座の上に立たれています。
穏やかな表情で、頭光も花びらのような形なので、拝んでいるととても癒されます。
石板に「應長元年」(1311年)の文字が刻まれており、鎌倉時代に造られたことがわかります。
石造地蔵菩薩像の隣に、大黒天と半跏の美しい木像地蔵菩薩坐像。
右側の部屋には、十一面観音立像が祀られていました。

弁天堂
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弁天池に塔
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庚申堂
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現在はどなたも祀られていないそうですが、屋根には三猿が♡
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薬師堂は飛び地境内にあり、寺内町を100mほど東に歩きます。
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じないまち薬師堂
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小さなお堂の中にお厨子があり、ライトアップされた薬師如来座像が祀られています。
「こんなところにこんな仏像が」と、失礼ながら思ってしまったほど、素晴らしいお薬師様です(〃▽〃)
胸元に赤い卍が刻まれているのが印象的。

『恋文薬師』と呼ばれているそうで、由緒書によりますと・・・
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若い男女の恋文を貼り重ね、その上に漆を塗り固め、金箔を押した乾漆座像だとか。
めっちゃロマンチック!!
毎年7月6日・7日の夜、「薬師大祭」が開催され、浄谷寺で恋愛おみくじが発売されるそうです。

いただいた御朱印です。
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