大阪府羽曳野市 河内西国霊場第8番札所、天童山 大黒寺(だいこくじ)
宗派:曹洞宗 創建:665年(天智天皇4年) 開基:役行者
役行者が金剛山で修験中に大黒天からのお告げを受け、桜の木で大黒天を彫り、小堂に祀ったのが始まりだそうです。
修験道の道場でしたが、空海によって真言宗寺院となりました。
その後、織田信長によって焼失し、再建されてからは曹洞宗に改宗されたという歴史があります。
密教と禅宗がミックスされた不思議な感じを受けました。
山門前に
お地蔵さん
山門
大黒天の神使であるネズミさんたちは大きな七宝袋の上に。
境内に入ると、スピーカーから読経の声が響いています。
ちょうど本日は、60日に一度の『甲子祭(きのえねさい)』で、「身体健全」のお加持、「心願成就」のご祈祷が行われる日です。
本堂でご祈祷中なので、先に境内を見て回ることにしました。
稲荷社
役行者霊石
手水場
大きな七福神像が向かい合わせに。
鐘楼
中国清代の「一願一撞の鐘」
さざれ石がたくさん。
三面堂
三面大黒天さんが祀られていますが、全く見えません。
あとで調べてわかったのですが・・・中を一周できる通路があり、右側から大黒天さんの御真言を唱えながら一周し、健康長寿を祈願するといいそうです。
南門があったので、そこから出てみました。
石柱門から入り直します。
ポストです!
南門
七福堂
七福堂前の七福神
七福堂の外陣では、豪快に笑う『撫で大黒天』さんが出迎えてくれます。
内陣中央には、とても大きな大黒天さんと、小さな七福神メンバー。
左右の脇壇には、色鮮やかな十六羅漢さん
本堂内に入らせていただきました。
(七福堂→本堂→弘法堂→佛殿→法堂と、廊下でつながっています)
奥社宮殿の中央に、日本最古といわれる小さな大黒天を祀られているお厨子があり、その扉が開かれています。
お正月・節分・甲子祭の日のみの御開帳。
近くからはあまり見えず、少し離れると鏡の上に、小さな大黒天様のシルエットが拝見できました。
向かって右側に凛々しい弘法大師座像、左側に役行者像と前鬼・後鬼が拝顔できました。
左右の壁面には十二神将さんたち。
本堂から弘法堂へ
中央に弘法大師坐像、向かって右側に達磨大師立像、左側に地蔵菩薩立像が祀られています。
佛殿
中央に釈迦如来座像が祀られているのが拝顔できました。
お釈迦様の左右のお厨子は扉が閉じられています。
さらに左右に・・・隠元隆琦禅師と密山道顕禅師でしょうか?(未確認)
法堂
快慶作と伝わる小さな聖観音立像のシルエットが拝見できました。
屋根の瓦にも大黒天さん
法堂前の六地蔵さん
七福堂の前の『千年小槌』
周囲の鈴を鳴らし、御真言を唱えながら七回周ると大吉(願い事が叶う)そうです。
駐車場近く、墓地前の大きな大黒天さん
いただいた御朱印です。
本日の歩数 5718歩・歩いた距離 3.7km・上った階数 10階
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