宗派:真言宗豊山派 開基: 義淵僧正 ご本尊:如意輪観世音菩薩 創建:天智天皇2(663)年
これまでは民営の駐車場に車を停めて、急坂を上っていたのですが、
拝観受付の近く、少しだけ階段を降りたところに、お寺の無料駐車場ができてました!
受付にて入山料@400円を納めます。
仁王門(重文)

左右の隅上に、阿獅子と吽獅子

門の内側には、龍と虎

境内図
手水場
花手水と
華宝珠
華の池には、八角形の囲いができていました。
辰巳利文の歌碑「君が目に 永遠に消ざらむ ふるさとの あすかの丘の 夕月の色」
枯山水の庭
本堂
賓頭盧さんは修理中。
内陣に入らせていただき、大きな塑像の如意輪観音坐像(重文)の前で読経しました。
像高4.85m、二臂で結跏趺坐。
一度 拝見すると、忘れられない御姿のご本尊様です。
弘法大師様が日本・中国・インド三国の土を以って造られ、高さ31㎝の金銅造如意輪観音坐像を胎内に納められたと言われています。
高いところに、ご本尊の脇侍として、左側に不動明王様、右側に愛染明王様が祀られています。
平成29年から2年の修理期間を経て、帰ってこられました。
奥陣は宝物館になっていて、不動明王様の下から入ると、大きな役行者像と前鬼・後鬼や、阿弥陀三尊立像、かなり傷みのある兜跋毘沙門天像などが拝顔できました。
ご本尊の胎内に納められていたと伝わる、小さな如意輪観音様のご分身もこちらに祀られています。
金銅造如意輪観音半跏思惟像(重文)は、京都国立博物館に寄託されていて、2020年8月の『聖地をたずねて-西国三十三所の信仰と至宝-』展にて、拝顔させていただきました。
本堂前の絵馬掛けには、良縁を願う 愛染さんの絵馬
納札所にお不動さん
こちらにもお不動さん
鳥居をくぐって、奥之院へ向かいます。
右側には、瑠璃井(井戸)があります。
仏足石
奥之院「弥勒の窟」
洞窟に入って行くと、奥に石造の弥勒菩薩坐像が祀られています。
奥之院の入口付近の石仏さまは、苔むしています。
地蔵菩薩様と
弥勒菩薩様でしょうか。
しゃくなげの道は、土砂崩れにより通行止め。
こちらのお寺、2017年10月の台風21号で、本堂や書院の裏山が甚大な被害を受けられ、災害復旧工事がようやく今年の3月に終わられたところなのに・・・
大師堂
等身大のお大師様が祀られているのが拝顔できました。
お大師様の左右には、両界曼荼羅。
大きな修行大師像の足元に、かわいいお地蔵さんがたくさん♡
稚児大師像
大師堂前の絵馬掛けには、健脚の絵馬
三重宝塔
各々の軒先には、琴が吊るされています!
内陣には金剛界の大日如来様が祀られ、扉には四天王、壁には真言八祖が描かれています。
毎年10月の第3日曜日に公開されます。
開山堂・楼門・龍蓋池・瑠璃井・稲荷明神社などについては、2020年1月の日記をどうぞ。
軸装納経帳にいただいた御朱印は「大悲殿」と書かれています。
いただいた散華とご詠歌護符(先達の特典)と、2010年に購入した御影です。

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