山口県下関市の、中国観音霊場第19番・山陽花の寺第9番札所金山 功山寺(こうざんじ)
宗派:曹洞宗 開山:虚庵玄寂禅師 創建:元応2年(1320年) 本尊:千手観世音菩薩・釈迦牟尼如来
総門
扁額は『海右第一峰』
境内図
地蔵堂
左足を踏み下げた半丈六の延命地蔵菩薩半跏像が祀られ、8月24日の地蔵盆の時にご開帳されるそうです。
山門
扁額「護国場」は月舟の書。
水掛け地蔵さん
仏殿(国宝)
屋根の反りがとても美しいです!
扁額は『金山』
正面の格子戸から内陣が拝見できました。
ご本尊の十一面千手観音坐像は、宝冠がツインテールのように見え、可愛らしい印象です。
大きな舟形光背があり、千手が目立ちません。
小さな二十八部衆のうち23躯も祀られているそうなのですが、そちらはよく見えませんでした。
経蔵(輪蔵)
格子戸から中を拝見。
高杉晋作挙兵(回天義挙)像
『洗心~』と刻まれた石塔があったので、手水場でしょうか。
大内義長や高杉晋作が愛飲していた地下水は、病災消除・延命の名水と言われたそうです。
鐘楼(撞けません)
本堂前の『しあわせ地蔵』さんは、めっちゃ笑顔が可愛らしい♡
本堂
売店にて内拝料@300円を納め、書院の玄関から本堂の内陣に入らせていただきました。
本堂と書院の案内図です。
本堂内陣の須弥壇に、釈迦如来坐像が祀られていますが、レースの幕がかかっていて、ほとんどシルエットしか拝見できません。
脇侍は、向かって左側に色鮮やかな衣を身に着けて合掌されている立像、右側は修行僧のような立像。
お釈迦様の弟子の、阿難(あなん)尊者と迦葉(かしょう)尊者かと思われ。
隣の「室中の間」には、僧形文殊像が祀られていました。
本堂から書院へ行くあいだに、心字池と苔庭があります。
庭の向こう側に見えるのが、書院「七卿潜居の間」
幕末の「七卿落ち」で京を逃れた7名の公卿のうち、5名がこちらに滞在したそうです。
苔庭
心字池
茶室
書院の欄間に『莫妄想』の額
達磨大師さんの掛軸
庫裡の玄関に、韋駄天さん
厨子に近づくと、照明が自動的に消えて約10秒間 暗くなるのですが、明るい時には閉じられているように見えた韋駄天さんの瞳がキラリと光ります。
梆(魚板)
いただいた御朱印と御影です。
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