広島県尾道市、中国観音霊場第10番・山陽花の寺二十四ヶ寺第20番札所、大宝山 権現院 千光寺
宗派:真言宗単立 創建:大同元年(806年) 開基:弘法大師(中興:多田満仲)
千光寺公園から「文学のこみち」の急坂と石段を上ったり下ったりしながら行きました。
巨岩の狭い隙間を通ります。
志賀直哉『暗夜行路』や
林芙美子『方丈記』が刻まれた巨石
尾道について記述された箇所が刻まれています。
他にもたくさんありました。
勝七大明神・勝義大明神・祐七大明神
千光寺の裏門に到着。
大師堂の脇に出ました。
干支の御本尊
HPから拝借した境内図です。
大師堂の前をいったん通り過ぎて、鐘楼のところへ。
ここからは尾道水道がよく見えました!
後刻、いただいた切り絵御朱印を持ってパチリ。
客殿の脇に
愛染明王像と、恋愛成就の絵馬奉納所
客殿内には、大日如来像・愛染明王像・弘法大師像が安置されているそうです。
水神(水天)像と水琴窟
大師堂へ。
宮殿型の金色に輝くお厨子内の弘法大師坐像は、もとは高野山に祀られていたものだそうで、微笑を浮かべたように見える若々しいお姿です。
大師堂の前に、大きな岩があるので、全体写真が撮れません(^_^;)
巨岩「玉の岩」
その昔、この岩の頂上に如意宝珠があって、夜になると光を放って海上を照らす灯台の役目をしていたそうです。
外国人の盗人がやってきて、光る玉を盗み、船で運ぼうとした際、玉が海に落ちてしまい、今でも海底に沈んでいるのだとか。
梵字岩
石段の上に護摩堂
開運厄除けの鐘
格子戸のガラス越しに内陣を拝見しました。
中央に不動明王立像が祀られ、脇侍は阿弥陀如来坐像と地蔵菩薩坐像です。
役行者様や閻魔大王坐像なども安置されています。
本堂へ
小坊主さん
懸け造りで舞台があります。
向拝を見上げると、絵天井
御本尊は秘仏の十一面観音立像で、写真が掲示してあるのが嬉しかったです。
御開帳は33年に一度で、次回は2045年の予定。
お前立の金色に輝く十一面観音立像が拝顔できました。
三重岩。とにかく巨岩や奇岩が多いです。
修行大師像とマニ車
六地蔵さん
鳥居をくぐって、くさり山へ
小祠と、夫婦岩に刻まれた「烏天狗」
くさり山マップ
石鎚山鎖修行・奉納料@100円を納め・・・
相方に挑戦してきてもらいました( *´艸`)
くさり山(相方が撮影)
石鎚蔵王大権現様が祀られている石祠
下から見上げた、くさり山
三十三観音堂
大念珠がありました。
ゆっくり引いて「カチカチ」音を鳴らすと、煩悩が消えて観音様の御守護がいただけるそうです。
お堂に近づくと、内陣に電気がつきました。
西国三十三所の観音像が祀られています。
見上げると龍なんですが・・・ひょっとして2匹の双龍図でしょうか。
ところどころ薄くなっていて、よくわかりませんでした。
大仙堂
ニコニコ地蔵尊が祀られています。
石段を降りる途中に、阿弥陀三尊像の摩崖仏
さらに下ると、毘沙門堂
ここから石段を引き返し、千光寺公園の方へ戻ります。
振り返って撮った、冠木門
鼓岩(ポンポン岩)
岩の上を石で打つと「ポンポン」と鼓のような音がします。
下から『咳之地蔵大菩薩』の文字が見えました。
後刻、天寧寺の三重塔の近くにあった、千光寺への登り口と
尾道商店街あたりから見上げた千光寺です。
高いところに、くさり山・三十三観音堂・本堂・玉の岩などが見えます。
御朱印はいろんな種類があり、一般的な「大悲閣」と
愛染明王さんの宝来(切り絵)御朱印@700円をいただきました。
切り絵の物は季節限定で、青いお不動さんや黒い毘沙門天さんもあるそうです。
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