宗派:単立(天台宗)
裏参道の手前の駐車場に車を停めました。
掲示板には、ご本尊・普賢菩薩様の写真♡
私たちは裏参道を歩いたので、いきなりお布団を干してある庫裡のあたりに出てしまいましたが、表参道から石段を上って行くと、なんとも趣のある門(写真は内側から撮影)
龍の口
収蔵庫
予約をしていなかったので、ダメ元で尋ねてみると、収蔵庫の扉を開けて下さいました!
うずくまった白い象の上の蓮華座に鎮座されている普賢菩薩坐像(重文)。
平安時代作、クスノキの一木造りで、像高は0.92m。
間近で拝顔させていただくと、お顔の左半分は男性的、右半分は女性的にみえます。
長い髪を両耳のところで2周させ、さらに肩に垂らされています。
如意を両手で持ち、がっしりとした肩、厚い胸、引き締まったウエスト。
横からも拝見させていただきましたが、素晴らしい体躯です。
「文殊さんと一緒にお釈迦様の隣にいる普賢さん」が多いですが、ご本尊として単独で祀られ、こんな堂々とした普賢菩薩様にお会いするのは初めて。
めっちゃテンションが上がりました。
大正時代に両手の先を修復され、その後 昭和時代にも再度修復が行われました。
昭和の修復を担当されたのが、仏像修理の第一人者・西村公朝先生で、美術院所長として初めて修復を手がけられた仏像となるそうです。
しなやかな指先まで、なんの違和感もありません。
その際に取り外された大正修理時の腕も拝見しました。
本堂
右手に錫杖、左手に蓮華をさした水瓶を持つ長谷寺式の、十一面観音立像を拝顔させていただきました。
収蔵庫が立っている場所に、以前は観音堂があったそうです。
観音堂の御本尊と本堂の普賢菩薩様を祀る場所を交代されたんですね。
子安地蔵像、薬師如来立像、阿弥陀三尊像、着衣の釈迦如来像、不動明王像などが祀られていました。
床の間に祀られた、掛け佛の千手観音坐像も味があります。
永代供養堂(写真は失念)に、阿弥陀立像が祀られています。
80代の方が描かれたという蓮の襖絵が、とても躍動感があって素敵でした!
普賢菩薩様は巳と辰年生まれの守り本尊で、私が巳年生れだと言うと
「念は入っておりませんが・・・」と、普賢さんの絵馬を下さいました(〃▽〃)
大切にします。本当にありがとうございます。
いただいた御朱印です。

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