宗派:真言律宗
創建・開基ははっきりしませんが、「大乗院寺社雑事記」という歴史文献に、753年(天平勝宝5年)に鑑真和上が、不空院に住まわれたとの記述があり、また平安前期(810-824年)には、弘法大師様が興福寺南円堂建立の試みとして、この地に雛形の八角円堂の建立を提案して願文を書いたと伝わりますが、定かではないとのことです。
春と秋の特別拝観期間以外は、お寺にメールか電話で事前予約が必要です。
2021年秋は、10月30日(土)~11月15日(月) が特別拝観ということで、さっそく初日に参拝しました!
前回の参拝は、2017年5月です。
山門
西国三十三所のお砂踏み
手水場に
修行大師像
本堂
タイルのお賽銭箱は初めて見ました!!
向拝の受付にて、拝観料@600円を納めました。
本堂内中央に、不空羂索観音菩薩様(重文)が祀られています。
像高104cm、一面三目八臂のお姿。
春日大社とご縁が深く、そのため菩薩様の御前には 鏡と夫婦の白鹿が置いてあります。
東大寺の法華堂・興福寺の南円堂とともに「三不空羂索観音」と言われています。
向かって右側に弘法大師様、左側に宇賀弁財天女坐像(こちらも特別公開)が祀られています。
宇賀弁財天女さんは、元は鎮守社の御祭神でした。
頭上に鳥居型の宝冠と宇賀神さん(頭は老人で体は蛇)を乗せ、八臂にそれぞれに武器と財宝の象徴を持っておられます。
脇室に鑑真和上坐像も祀られていました。
えんきりさん・えんむすびさん

羂索庵(護摩道場)
石仏の不動三尊像が祀られているのが拝顔できました。
毎月28日11時より護摩法要が行われます。
庫裡
いただいた御朱印です。

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