宗派:真言律宗(総本山) 創建:天平神護元年(765年) 開山:常騰法師 中興:叡尊(興正菩薩)
駐車場代@300円
南門
境内図
東塔跡
本堂(重文)
外陣の拝観受付にて、本堂・愛染堂・四天堂・聚宝館の共通拝観券@1000円を求め、本堂内陣に入らせていただきました。
向かって右側の、丈六の弥勒菩薩坐像は、近々 重要文化財の指定を受けられることが決まっているそうです。
近くに、美しい地蔵菩薩立像も安置されていました。
中央の須弥壇厨子内にご本尊・清涼寺式釈迦如来立像(重文)が祀られ、
須弥壇裏側には十六羅漢図が描かれています。
向かって左側に、文殊菩薩騎獅像ならびに四侍者像(重文)。
善財童子・優塡王(うてんのう)・仏陀波利三蔵(ぶっだばりさんぞう)・最勝老人(維摩居士)を従える文殊五尊像です。
手が触れそうなぐらい直近で拝顔させていただけるので、獅子の迫力がすごいです。
脇室には、弘法大師様と興正菩薩様が祀られていました。
愛染堂
内部の北側を客殿、中央を内陣、南側を御霊屋としています。
中央の内陣、黒漆彩色華形大壇(重文)の奥に、ご本尊が祀られている須弥壇があり、
本日はお厨子の扉が開いていて、秘仏の愛染明王坐像(重文)が拝顔できました!
一面三眼六臂で、頭上に口を開けた獅子を載せておられます。
像高は約30cmの小さめの仏像ですが、迫力があります。
1月15日~2月4日、10月25日~11月15日が御開帳。
お厨子の扉に、雨宝童子と赤童子の姿が描かれているのが確認できました。
すぐ隣の手前に、お前立の愛染明王坐像も拝顔でき、かなりよく似ておられるのがわかりました。
南側の御霊屋に、興正菩薩寿像(国宝)を安置。
興正菩薩といえば長い眉毛ですね!
善派の仏師・善春の作だそうです。
四天堂
中央の大きな厨子に、像高6mの長谷寺式十一面観音立像(重文)が祀られています。
その左右に、四天王と邪鬼(重文)。
四天王像は室町時代の補作(多聞天のみ木造、他は銅造)ですが、足元の邪鬼はいずれも奈良時代創建当初のもので、西大寺の中で一番古いものだそうです。
邪気は一見、石像に見えますが、銅製とのことで、よく見ると緑青が確認できました。
大黒堂・大師堂・清瀧権現社・不動堂・聚宝館などについては、2019年4月の日記をどうぞ。
いただいた御朱印です。

本日の歩数 7286歩・歩いた距離 5km・上った階数 9階
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