宗派:真言宗豊山派 創建:養老3年(719年) 開基:藤原武智麻呂
受付にて、入山料@500円+特別拝観料@400円を納めました。

春と秋の約1ヶ月ずつ特別拝観が行われ、令和3年は10月25日~11月28日まで、国宝の八角円堂内拝と、ご本尊薬師如来坐像が御開帳されます。
鐘楼
梵鐘は国宝です。
七重石塔(重文)
塔之堂(大日堂)
中央に十一面観音立像が祀られ、向かって左に不動明王立像、右に弘法大師様。
大日如来様はおられませんでした。
山門(内側)
薬師堂(本堂)
向拝からガラス越しに、内陣の様子を拝見できました。
中央に、薬壺を両手に持つ鮮やかな金色の薬師如来坐像(重文)が祀られているのが拝顔できました。
左右の少し離れたところに厨子があり、それぞれの中に日光菩薩様と月光菩薩様。
さらに六躯ずつの十二神将立像(重文)。
薬師堂の廊下を左に回った所に、資料室があり
十二神将像の一躯ずつの写真や、国宝に関する詳しい資料が展示されていました。
石灯籠(重文)
このようにお堂の正面真ん中に一基の灯籠を据えた様式を「榮山寺型」と言い、東大寺や新薬師寺などの見本となりました。
八角円堂(国宝)
後方の扉が開かれ、堂内に入ることができます。
入ったところには北向きに地蔵菩薩半跏像が祀られ、正面にまわると、中央に阿弥陀如来座像が祀られています。
東向きに釈迦如来と思われる座像と、西向きに梵天様のような立像。
どの仏像もかなり痛みが激しいです。
八角円堂の内部の柱や天蓋などをよく見ると、極彩色で描かれた数々の仏画の断片(内陣装飾画)を確認することができます。
これらの装飾画は重文指定を受けています。
屋根上の宝珠は復元されたもので、当初のものは大日堂に保存されていました。
弁天堂
三界万霊塔
小島町御霊神社(元は榮山寺の鎮守社、今は小島一円の氏神さま)

いただいた御朱印と

記念の絵葉書(八角円堂内陣に描かれている音声菩薩様)です。

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