宗派:高野山真言宗 創建:天長元年(824年) 開山:空海
駐車場に行列が出来ていました(^_^;)
知らずに伺ったのですが、10月23日~11月30日は「大地獄絵開帳」(長岳寺仏画展)だったのですね。
大門
大門から100mほど歩くと、拝観受付があります。
入山料@400円を納め、御朱印帳を預けました。
庫裡の門
旧地蔵院本堂及び庫裏(重文)
地蔵院庭園
地蔵院本堂(重文)
中央の須弥壇に、丸く白っぽい光背の普賢延命菩薩坐像が祀られているのが拝顔できました。
18臂で宝冠を載せ、蓮座に座られています。
連座の下には四天王、その下に四頭の大きな白象、さらに下に無数の小さな白象が。
日本最古の鐘楼門(重文)
本堂は後で拝観することにして、先に大師堂へ向かいました。
香炉
大師堂の拝堂
奥に大師堂
毎月21日の14時から、大師堂にて先祖供養法会が行われます。私たちも大師堂に上がらせていただきました。
本日は本堂内の「大地獄絵開帳」にて、ご住職が絵解き説法をされていたので、15分ほど遅れて法会が始まりました。
ご住職の読経のあと、みなさんと一緒に開経偈・懺悔文・三帰・三竟・十善戒・発菩提心真言・三摩耶戒真言を読み、
般若心経を普通に1回、ご住職の太鼓に合わせてあと2回読みました。
その後、座禅を組み「数息感(すそくかん)」を教えていただきました。
ゆっくり息を吸う・吐くで1と数え、10まで。それを3クール。
呼吸を数えることで、雑念がなくなるそうです。
お厨子の中の弘法大師坐像は、御開帳がありませんでした(お顔が傾いているのだとか?!)
ぼけ封じ地蔵像
本堂
御本尊の阿弥陀三尊像(重文)をかなり近くから拝顔させていただけます。
平安時代末期の作で、初めて玉眼を用いたとされ、のちの慶派の仏師に大きな影響を与えたと言われています。
中央の阿弥陀如来坐像は、結跏趺坐。手前の左右に小さめの大威徳明王像と愛染明王像を安置。
脇侍の両菩薩は半跏椅座像で、向かって左側の勢至菩薩様は右足を踏み下げ、右画の観世音菩薩様は左足を踏み下げておられます。
多聞天・増長天(重文)も、色彩がよく残っています。
脇室に藤原時代の不動明王像が祀られ、狩野山楽筆・大地獄絵図が掛けられています。
安土桃山時代に描かれたもので、9幅のお軸で構成され、全体で1枚の絵画になっています。
地獄のすさまじい様子が描かれ、じっと見ていると怖くなってきます。
向拝の賓頭盧さん
向拝から池の方を見ると、紅葉がきれいです♪
不動堂
ちょっとかわいいお不動さんの石仏
池の向こう側から見た本堂
鎌倉時代の弥勒大石棺佛などについては、2019年7月の日記をどうぞ。
そしてまた今回も、お寺の西へ約1kmほどいった飛び地にある五智堂(重文)を見そびれました(^_^;)
いただいた御朱印です。

本日の歩数 4767歩・歩いた距離 3.3km・上った階数 10階
この記事へのコメント