大阪府藤井寺市 紫雲山 葛井寺(ふじいでら)
西国三十三所第5番札所・河内西国霊場特別客番・神仏霊場巡拝の道第59番
宗派:真言宗御室派 開基:行基菩薩 御本尊:十一面千手千眼観音 創建:神亀2(725)年
西国三十三所巡礼の5巡目として、今年の4月に参拝しておりますが、おさめ観音ということで、千手観音様に会いに行きました。
南大門は50年ぶりの大改修工事が終わり、とても鮮やかに蘇りました!
改修工事前の南大門は、2020年1月の日記をどうぞ。
阿弥陀堂は修復ではなく、再建されるとのことで、解体の途中。
阿弥陀三尊像と、楽器を奏でる二十五菩薩像も修復中だそうです。
本堂
内拝料@500円を納め、内陣へ。
厨子内の御本尊・十一面千手千眼観音坐像(国宝)は、毎月18日に御開帳。
合計1041本の手を持たれており、孔雀の羽のように小手が拡がっています。
正面の合掌する手以外は、像の本体とは別の支柱に打ち付けられたもので、本堂の奥陣に詳しい説明資料が展示されています。
寺伝によりますと、神亀2年(725年)に行基によって開眼法要が営まれたとされ、日本最古の千手観音像。
8世紀に脱活乾漆造で作られたということで、興福寺の阿修羅像等と同じなんですねぇ。
須弥壇の向かって左側に不動明王像と聖観音立像、右側に地蔵菩薩立像と愛染明王坐像、脇檀の左側には円筒型の厨子に秘仏の歓喜天様が祀られていました。
護摩堂
いつもは向拝から内陣を拝むのですが、今日は扉が外されていて、内陣に入らせていただくことができました。
中央の厨子内に不動明王立像が祀られ、その左右に2対の小さな像・・・
低い方の1対はよく見えませんが、セイタカ・コンガラ童子?
高い方の1対は、甲冑をつけた二天などのように見えましたが、詳細は不明です。
向かって左側に、神変大菩薩坐像と前鬼&後鬼、右側に千手観音坐像を安置。
大護摩祈祷は毎月8のつく日の午後から行われるそうです。
「おさめ観音の日」ということで、阿弥陀堂の手前にテントが設置され、朝の9時半から「長寿大根だき」が振舞われています。
初めて参拝した2010年12月に、いただいたことがありました。
護摩木の奉納や厄除祈願をすると、いただけるそうなのですが・・・
その場で食べることはできず、持ち帰りのみとのことだったので、残念ですが諦めました(T_T)
烏枢沙摩閣(お手洗い)には
烏枢沙摩明王様が祀られています。
西の四脚門(重文)前では、きれいなお花がたくさん販売されていました。
弘法大師手掘井戸(手水場)・藤の花などについては2021年4月、大師堂・弁天堂などについては、2018年8月の日記をどうぞ。
本堂内陣はすぐに入れましたが、外陣は御朱印を待つ大行列。
軸装納経帳に重ね印でいただきました。
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