宗派:臨済宗東福寺派
カーナビの案内どおりに行くと、西門に到着。
駐車場のある山門前に移動しました。
『無量寺/串本応挙芦雪館』の看板があります。
山門

小高いところにある鐘楼
本堂
向拝からガラス越しに内陣を拝見すると、3つの間に区切られ、デジタル再製された長沢芦雪筆の襖絵に囲まれた中央の間の奥に、小さな釈迦如来座像が拝顔できました。
観音堂
こちらも向拝から内陣を拝見することができました。
たくさんのお厨子があり、中央には如意輪観音坐像が祀られています。
その左右にはたくさんの仏像が二段に祀られている厨子、向かって右側に弘法大師像も。
慈光納骨堂
庫裡
無量寺の境内には日本一小さな美術館『応挙芦雪館』があります。
本館と収蔵庫(雨天は拝観不可)の拝観@1300円をお願いしました。
まずは本館(展示室)
応挙・芦雪や近代画家の掛軸や墨蹟などが展示されています。
芦雪画の布袋さん・雀・犬などの掛軸が、どれも愛嬌があってホッコリします(〃▽〃)
伊藤若冲のドクロの掛軸も展示されていました。
ガラス越しではなく、手が届く距離で拝見させていただけるのが嬉しいです!
串本町笠嶋泥炭遺跡出土の考古資料や、画家からご住職になられた先代の作品なども展示されていました。
芦雪の作品には「魚」という文字を、氷のような形の曲線で囲んだ「魚の印」が押されています。
下の写真は、応挙芦雪館に置かれていたスタンプを押したものです。

修業中の芦雪は、寒い日の朝、氷の中に閉じ込められている魚を見かけました。
帰り際に再び見ると、氷が溶けて魚が自由に泳いでいる姿に自分を重ね合わせたそうです。
それ以来、晩年までこの印を使用したのだとか。
収蔵庫も拝観させていただきました。
もう圧巻です!!
円山応挙と長沢芦雪筆の襖絵55面等(重文)が、手で触れることが出来そうな距離で拝見させていただけます。
応挙の襖絵は、繊細でどことなく優しい。
芦雪の襖絵は、大胆でアニメチックなので、めっちゃ親しみやすい。
描かれた大きな虎は、どう見ても猫の愛らしさ(〃▽〃)
一目惚れしました♡
衝立の表と裏に描かれた、猿回しの構図も好きです。
いただいた御朱印です。

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