奈良市菩提山町、大和北部八十八ヶ所73番札所・菩提山 龍華寿院 正暦寺(しょうりゃくじ)
宗派:菩提山真言宗(大本山) 創建:正暦3年(992年) 開山:兼俊僧正
参道に、五輪塔や供養塔
泣き笑い地蔵尊
青もみじが鮮やかです。
駐車場近くの八重桜
境内図
本堂エリアは秋以外の季節は拝観できないので、客殿エリアへ向かいます。
「日本清酒発祥之地」の碑
塔の礎石でしょうか。
石垣上の白い塀の奥は、客殿の福寿院(重文)
屋根は杮葺き
石段を上ると、二つ門があり、左側の門は閉まっています。
正面の門を入り
福寿院の受付にて、拝観料@500円を納めました。
ここからは撮影禁止です。
客殿から廻廊を通って、護摩堂に案内して下さいました。
平成18年作の不動明王坐像とニ童子の立像が祀られています。
二童子はすらりとした八頭身で、お顔立ちも少しハイカラな雰囲気。
護摩堂の脇には瑠璃殿(収蔵庫)があり、御本尊の薬師如来坐像(重文)などが祀られ、4月18日~5月8日の期間、特別公開が行われます。
1日早かった・・・(T_T)
※秋は本堂内にて特別公開
客殿は庭に面した部屋の奥に、鎌倉時代作の孔雀明王坐像が祀られています。
孔雀の上に座られている4臂の明王様は、美しいお顔で、大きな宝冠をかぶられています。
脇侍は左右ともに愛染明王坐像。
縁側の欄間には、四季の花が描かれています。
狩野永納による襖絵も間近で拝見させていただきました。
「月日星ホイホイホイ」と鳴くといわれる三光鳥が描かれた襖があり、今でもこちらのお寺に三光鳥が訪れるというお話をされていました。
オスはとても長い尾を持っているのですが、交尾後は尾を捨てて飛び去るのだそうです。
山を借景にしたお庭がとても美しいのですが、写真撮影不可でした。
客殿を出て、本堂の近くまで歩きましたが、残念ながら石段の下から閉鎖。
本堂・客殿のお庭などについては、2015年11月の日記をどうぞ。
福寿院にていただいた御朱印です。
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