奈良市今市町 大和北部八十八ヶ所68番札所、子安山 帯解寺(おびとけでら)
宗派:華厳宗 創建:天安2年(858年) 開基:文徳天皇
無料駐車場に車を停めました。
手水場
徳川四代将軍家綱公ご寄進の手水鉢
平安時代の前期、文徳天皇后の染殿皇后が当寺にて祈願をし、惟仁親王(後の清和天皇)が生まれたことから、伽藍が建立されたと言われています。
江戸時代には、徳川家光の側室の御楽の方が当寺にて祈願したところ、竹千代丸(徳川家綱)を安産されたとされ、のちの1662年に家綱公が寄進したのが上の手水鉢です。
昭和以降も上皇后美智子さま、皇后雅子さま、秋篠宮妃紀子さまなどが安産祈願で御参拝されたそうです。
鐘楼
境内図(というか、トイレの案内図)
受付にて拝観料@500円を納め、本堂へ。
まずは外陣から、僧侶の方が案内して下さいました。
向かって左側の脇室には、宝冠をつけた十一面観音立像と、その周囲に小さな西国三十三所の観音像が祀られています。
右側の脇室には、十一面千手観音立像、善財童子と優填王を従えた騎獅文殊菩薩坐像、大黒天尊、大日如来坐像など。
愛染明王様と不動明王様が祀られているお厨子の扉は閉まっていて、特別公開の時だけ開かれます。
廊下を通って、本堂の奥にある収蔵庫(内々陣)の手前へ。
像高182.6cmの子安地蔵菩薩半跏像(重文)を拝顔させていただきました。
左手に宝珠、右手に錫杖を持ち、左足を踏み下げたお姿で、お腹の前で紐が結ばれています。
後方には絹本着色のお軸が二幅。
向かって左側は家綱の生母?(記憶が不確か)、右側は弘法大師様。
本堂向拝の賓頭盧さん
水子地蔵尊
稲荷社
護摩堂
十三重石塔
秘仏や寺宝の特別公開については、2019年11月の日記をどうぞ。
いただいた御朱印です。
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