京都市右京区 松森山 法寳閣 檀林寺(ほうぼうかく だんりんじ)
宗派:真言宗系単立 創建:815年(弘仁6年) 開山:義空上人
平安時代に嵯峨天皇の皇后橘嘉智子が建立し、12の塔頭・子院を持ちましたが、やがて廃絶した檀林寺。
昭和39年(1964年)に東寺郷の松森家が、檀林皇后の御遺品や寺宝とともに浄財を献じて再建されたそうです。
山門
「蓮華精舎」と書かれています。
受付にて拝観料@400円を納めると
「昨日、モリアオガエルが産卵したから、池を見て」と教えて下さいました。
瓢箪池
枝の高いところに、大きな卵塊を発見!
十三重石塔と五輪塔
書院
水子地蔵尊
本堂
香炉
向拝に鎮守社のような祠(詳細不明)
本堂内に入らせていただきました。
向かって右側の壁際に、大きな倶利伽羅明王像が2つ。
どちらもとても大きな剣に、龍が巻き付いています。
正面の須弥壇中央に、藤原時代の作で壇林皇后を模したとされる、18臂の准胝如意観音菩薩坐像が祀られています。
弘法大師像・円覚大師像・義空上人の胸像なども安置されていました。
壁には飛天人図が描かれ、欄間には音響飛天菩薩の彫刻が。
本堂に隣接している宝物館は、夢違観音立像や円空仏、両界曼荼羅の他、多数の寺宝が展示されていますが、雑然と並べられていて少し残念でした。
本堂前の櫓形燈籠
八角燈籠
織部燈籠
檀林皇后の慰霊塔
書置きの御朱印をいただきました。
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