京都市右京区の嵯峨釈迦堂こと、五台山 清凉寺(せいりょうじ)
宗派:浄土宗 創建:長和5年(1016年) 開山:奝然上人
(宗派は華厳宗として開山、その後 天台宗・真言宗・融通念仏宗の道場として発展し、明治以降は浄土宗。)
駐車場@1日800円に車を停めました。
前回の参拝は、2013年9月です。
仁王門
境内図
仁王門を入ってすぐ右手に、愛宕権現社
弥勒多宝石仏
空海がこの池の畔で南都八宗の学問僧らを論破したと伝わる八宗論池
一切経蔵
傅大士(ふだいし)父子像
経堂拝観料@100円を納め、堂内に入り、輪蔵を一回転させました。
堂内の四方にカラフルな四天王が祀られ、
賓頭盧さんもこちらに。
回転しない経蔵も。
手水場
法然上人像
多宝塔
向かって左が壇林皇后の墓(上部が欠けたため四重石塔)、右が嵯峨天皇の墓(宝篋印塔)
開山・奝然(ちょうねん)上人の墓
鐘楼
狂言堂
西門
薬師堂
秀頼公の首塚
釈迦堂(本堂)
扁額には「栴檀瑞像」
外陣の拝観受付にて、本堂内拝+霊宝館の共通券@700円を納めました。
中央の超豪華な宮殿式厨子は二重扉になっており、奥の扉の中に御本尊・国宝の釈迦如来立像が祀られているのが拝顔できました。
毎月8日と、4月1日~5月31日、10月1日~11月30日に御開帳されています。
等身大の如来様はインドの赤栴檀という香木で彫られ、平行衣文が身体に張り付いたような表現に特徴があります。
こちらを模した仏像がたくさん作られ「清凉寺式」といわれています。
古来より、お釈迦様37歳の生身のお姿を伝えた霊像とされ、胎内より絹製の五臓六腑・経巻等々(すべて国宝)の発見により、まさに生身仏であることが実証されました。
向かって右側の奥陣に、奝然上人坐像・将軍地蔵菩薩半跏像などが祀られています。
また本堂の一角に、徳川綱吉の母である桂昌院にゆかりのある品々が展示されていました。
寛永14年(1637年)の嵯峨大火で清凉寺の伽藍は被災してしまいましたが、桂昌院の発願で、伽藍の復興が行われたそうです。
本堂を出て回廊を通って、大方丈へ向かいます。
納骨堂
川中島(忠霊塔)
弁天堂
大方丈
庭園
本堂を出て、阿弥陀堂へ。
小さな阿弥陀如来立像と、脇侍は・・・よくわかりませんが、僧形の普賢・文殊菩薩坐像なのでしょうか。
かつて祀られていた丈六の阿弥陀三尊像(国宝)や兜跋毘沙門天立像などは、このあと拝観する霊宝館に安置されています。
霊宝館
一歩入室して、思わず大声を出しそうになり、口元をおさえました。
平安時代作の国宝・阿弥陀三尊像が素晴らしいです!
像高180cmの阿弥陀如来坐像の大きな光背は、千体阿弥陀。
脇侍の観音・勢至菩薩座像も、像高165cmあり、丈六とまではいきませんが、かなり大きな三尊像です。
阿弥陀三尊像に向かい合うようにして、釈迦如来様の脇侍、普賢&文殊菩薩が祀られています。
こちらもかなり大きな像で、普賢菩薩座像(帝釈天ともいわれる)が乘っている象がなんともいえない表情で好きです♡
奥に進むと、十大弟子立像(重文)・六頭身の四天王像(重文)、左足を踏み下げる毘沙門天坐像(重文)、男性っぽい如意輪観音坐像、パンク風の甲冑をつけた兜跋毘沙門天立像(重文)と、素晴らしい仏像ばかり。
2階にはご本尊の胎内に封入されていた絹製の五臓六腑の複製(実物はお釈迦様の胎内に戻されました)や、掛軸などが多数 展示されていました。
おっと。
多宝塔の奥に建つ、聖徳太子殿を見逃してしまいました (lll-ω-)ズーン
書置きの御朱印をいただきました。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント