岩手県平泉町、奥州三十三観音番外札所・関山 中尊寺(ちゅうそんじ)
宗派:天台宗東北大本山 創建:嘉祥3年(850年) 開山:円仁(慈覚大師)
「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されています。
駐車場@400円、金色堂・讃衡蔵共通拝観券@800円
かなり急な月見坂を登った丘陵上に諸堂が点在しています。
八幡堂
弁慶堂
御本尊は勝軍地蔵尊で、弁慶立往生木像・義経公坐像なども安置されています。
地蔵堂
道祖神を祀る祠
薬師堂
ご本尊の瑠璃光薬師如来、日光・月光菩薩と十二神将、熊野権現の御神体などが祀られています。
観音堂
本堂は本坊内にあります。
本坊の薬医門
八重桜が満開です。
鐘楼
本堂
平成25年(2013年)に開眼供養された新本尊は、丈六で金色に輝く釈迦如来坐像です。
本坊前のポスト
峯薬師堂
薬師如来坐像と日光・月光菩薩立像が祀られているのが拝顔できました。
元の御本尊・丈六の薬師如来坐像は讃衡蔵(宝物殿)に安置されています。
不動堂は内陣の様子が拝見できませんでした。
金剛界大日如来坐像が祀られている大日堂
旧鐘楼
阿弥陀堂
ご本尊の阿弥陀如来坐像と、蔵王権現像が祀られています。
弁財天堂
中央のお厨子に弁財天坐像と小さな十五童子、堂内には千手観音菩薩像と二十八部衆も安置されています。
参道入口からは1kmほど歩いたでしょうか。
いよいよ金色堂へ・・・鉄筋コンクリート造の覆堂(ふくどう)内にあります。
本坊に貼られていたポスター
金色堂(国宝)は、堂の内外に金箔が押された黄金に輝く阿弥陀堂で、覆堂の中でさらにガラスに覆われています。
まずは金色堂の側面が拝見でき、想像していたものより大きく感じました。
令和2年、50年ぶりに保存修理が行われた金色堂はピカピカです。
正面にまわると、もうなんとも豪華な装飾が凄すぎて、まばたきを忘れてしまいそう(〃▽〃)
螺鈿細工・透かし彫り金具・漆蒔絵など、平安時代後期の贅がここに集結しています。
そして仏像が凄い。
中央と左右の須弥壇それぞれに、阿弥陀三尊像を中央に祀り、その左右に六地蔵菩薩立像、手前に二天像(持国天、増長天)が祀られているので、合計33躯の仏像群。
須弥壇内には藤原家初代の清衡公、二代基衡公、三代秀衡公のミイラ化したご遺体と、四代泰衡公の首級が納められているそうです。
いつまでも見飽きない金色堂でした。
経蔵(重文)
右足を踏み下げて獅子に乘る、金色の文殊菩薩坐像が拝顔できました。
かつての御本尊・騎獅文殊菩薩と四眷属像(重文)は讃衡蔵に安置されています。
三方の経棚に納められていた紺紙金字一切経(国宝)も讃衡蔵に。
関山天満宮
松尾芭蕉像
旧覆堂(重文)
今は回向柱が納められていますが、かつてはこちらに金色堂があったのですねぇ。。。
塔頭の大長寿院
内陣は拝見できませんでした。
胎蔵界大日如来が祀られているそうです。
釈迦堂
厨子内に釈迦如来坐像が祀られ、その左右に騎獅文殊菩薩坐像と騎象普賢菩薩坐像が祀られているのが拝顔できました。
鎮守の白山神社
十二支一代守護神社
能舞台(重文)
讃衡蔵(宝物殿)
入ってすぐの正面に、丈六の3躯の仏像が安置されていて、その迫力に圧倒されました。
中央に阿弥陀如来坐像(もとは本堂の本尊)、左右に薬師如来坐像(向かって左が閼伽堂の本尊、右が峯薬師堂の本尊)。
いずれも重要文化財です。
奥に進んでいくと、千手観音立像・大日如来坐像・騎獅文殊菩薩及脇侍像5躯(経蔵の本尊)など重文の仏像や、紺紙金字一切経(国宝)など多くの文化財が展示されていました。
見所満載すぎです(〃▽〃)
いただいた御朱印です。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント