滋賀県甲賀市の近江西国三十三所第26番・龍王山 大岡寺(だいこうじ)
宗派:天台宗 創建:白鳳14年(686年) 開山:行基菩薩 中興:正徳5年(1715年)・寂堂法印
石段の脇に、地蔵尊
山門
鐘楼
芭蕉の句碑
放生池
大きなオタマジャクシがたくさん!
やがてウシガエルになるそうで・・・賑やかでしょうね( *´艸`)
弁財天祠
諏訪神社
石仏群
御神水と刻まれた鉢
本堂(観音堂)
傷みが激しいです。
天水桶
扉には五三の桐紋
向拝に賓頭盧さん
こちらは無住のお寺なのですが、お掃除をされている方がおられて、
「本堂や行者堂を拝観されますか?」と声をかけて下さったので、
お言葉に甘え、まずは本堂の内陣へ。
ご本尊は盗難にあわれ、お厨子の中は空っぽとのことで、お前立ちの十一面千手観音立像を拝ませていただきました。
お厨子の左右に、毘沙門天立像と不動明王立像。
向かって左側の脇壇に元三大師坐像と宇賀神弁財天坐像、右側に寂堂法印坐像と阿弥陀如来立像が祀られています。
次に行者堂の内陣を案内していただきました。
隣接しているお堂(本地堂?)の脇の扉から入らせていただきました。
中央のお厨子に大きな役行者坐像が祀られています。
向かって左側に養蚕童子と山伏の坐像、右側には不動明王など小さな仏像がたくさん。
床も天井も傷みが激しく、あと何年もつのかと心配になりました。
今は使われていない庫裡
六地蔵さん
宝篋印塔
中村栗園(江戸後期~明治時代の儒者)の記念碑
いただいた御朱印です。
ネット情報(文春オンライン)なので、経緯のどこまでが真実なのか定かではありませんが、
2001年に大岡寺の寺宝・千手観音立像(重文)と阿弥陀如来立像(重文)の2躯が盗難にあい、2013年に東京都の寺院が所有していることがわかり、裁判に。
2018年、大岡寺の勝訴になり、仏像は返還されるはずだったのですが、
2020年にご住職が亡くなり、2躯の仏像は現在、静岡県の熱海山口美術館の所有になっているようです・・・。
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