京都市南区、西国愛染十七霊場第8番札所の世界遺産、八幡山 東寺(教王護国寺)
宗派:真言宗総本山 創建:延暦15年(796年) 開基:桓武天皇
大宮通りに面した慶賀門横の入口から車のまま入り、駐車場@600円に。
宝蔵(重文)のあたりは、紫陽花がきれいです。
境内の北西側にある、御影堂(大師堂)へ向かいます。
香炉
御影堂(国宝)
屋根は檜皮葺
側面は前堂は蔀戸、後堂は妻戸。
前堂の外陣に入らせていただきました。
内陣には黒色の横長、巨大なお厨子。
運慶さんの四男・康勝作の弘法大師坐像(国宝)が安置され、毎月21日(6時~17時)に御開帳されるそうです。
お大師様が北向きに安置されているのは、御所の方角にお尻を向けないためだそう。
御影堂の後堂には
絶対秘仏の不動明王坐像(国宝)が祀られています。
最近、ちょっと気になることがあったので、護摩木祈願@200円を申込ました。
毘沙門堂
内陣は拝見できませんが、京都の都七福神の毘沙門天様・愛染明王様・不動明王様が祀られています。
兜跋毘沙門天様(国宝)は宝物館に。
輦庫(れんこ)
以前は国宝の舎利輦(仏舎利の入った舎利塔)が安置されていたそうです(現在は宝物館)。
御供所(大黒堂)
大日堂
食堂(観音堂)
もとのご本尊は平安時代作、像高約6mの千手観音菩薩立像でした(宝物館に安置)。
現在は十一面観音菩薩立像が祀られています。
向かって左側のお堂の隅に、像高3mを越える大きな黒い四天王像(重文)が安置されています。
昭和5年(1930年)の火災で焼損した四天王像で、合成樹脂注入による表面の硬化が行われたそうです。
食堂は納経所・写経道場を兼ね、いつも納経を待つ人が絶えません。
以上は無料拝観エリアですが、ここからは拝観料@500円が必要です。
総高55mの五重塔(国宝)
金堂(国宝)
観相窓が設けられていますが、安置されている薬師如来像のお顔の高さと合っていないので、窓を開けても堂外からは光背しか拝めないそうです。
像高が約3mの七仏薬師如来坐像と、日光・月光菩薩立像、薬師如来様の台座の下に十二神将立像(すべて重文)が祀られています。
講堂(重文)
講堂は東寺の中心にあり、密教の中心的建物です。
弘法大師様の教えを表現する全21躯の仏像が構成する立体曼荼羅。
839年に完成したものを、運慶一門が1197年に修復されたという歴史がすごいですね。
大日如来を中心に五智如来(重文)、金剛波羅蜜多菩薩を中心にした五大菩薩(国宝)、不動明王を中心にした五大明王(国宝)。
そして四天王(国宝)と梵天坐像(国宝)・帝釈天半跏像(国宝)。
ここにしかない世界観に圧倒されます。
南大門・鎮守八幡宮・小子房の勅使門などについては、2019年1月の日記をどうぞ。
京都三弘法の木札@200円と菅笠守り@500円を購入しました。
木札は専用ケース@100円に、三つ並べて収納し、ストラップのように持ち歩きができます。
いただいた御朱印です。

御朱印帳(夜桜)@1500円も購入しました。

本日の歩数 7994歩・歩いた距離 5.3km・上った階数 3階
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