太子町や奈良県、近江八幡市など聖徳太子ゆかりの地では、昨年より秘仏御開帳やリレー講座などのイベントが開催されています。
近江には200以上の聖徳太子に関する歴史文化遺産があり、令和3年10月から令和5年にかけて、『聖徳太子の足跡めぐり』を開催中。
聖徳太子が近江に建立したと伝わる48ヶ寺のうち、最後に建立したとされる願成就寺へ。
滋賀県近江八幡市、比牟礼山 願成就寺(がんじょうじゅじ)
宗派:天台宗 創建:推古天皇25年 (617年) 開基:聖徳太子
参道には露店が立ち並び、秘仏御開帳の幟や看板が。
冠木門
芭蕉句碑『比良三上 雪さしわたせ 鷺の橋』
境内図
木の中地蔵堂
内陣に入らせていただきました。
お前立?の満願寺地蔵菩薩立像は、衣に金が残っています。
その奥のお厨子の中に、木ノ中延命地蔵菩薩立像(重文)が祀られ、特別御開帳!
色がかなり黒くなっています。
向かって右側の脇壇には奪衣婆と鬼と天秤。
左の脇壇には童顔の閻魔大王と司命&司禄さん。
四国八十八ヶ所霊場めぐりができます。
鐘楼
牛頭天王を祀る祇園神社
椿稲荷明神
特設テントの受付にて、特別拝観料@800円を納めると
散華と十一面観世音身代わりお守を下さいました。

本堂
外陣に小さな可愛い賓頭盧さんが祀られています。
内陣に入らせていただきました。
こちらもご本尊の十一面観音様がご開帳です。
中央のお厨子が開かれ、平安時代作の大光普照十一面観世音菩薩立像(重文)を間近で拝顔させていただきました。
通常は25年に一度の御開帳で、前回は平成29年(2017年)。
とても素朴で可愛らしい観音さま。
5頭身ぐらいでしょうか・・・童子のような体躯で、とても癒しを与えて下さいます。
名残惜しくて何度もお厨子の前に戻って、拝ませていただきました。
向かって右側の脇壇には、阿弥陀如来立像と四天王像など。
中央の少し手前右側に、聖徳太子16歳像の御軸、左側は聖徳太子2歳像。
左の脇壇に西国三十三観音像が祀られています。
本堂から廻廊を通って、不動堂へ。
こちらも内陣にて、煤で真っ黒になった五大明王像を拝顔させていただきました。
どの明王様も火焔光背が大きく、迫力があります。
不動堂の前では、午後から行われる採灯大護摩供の準備をされていました。
餅まきも行われるそうです。
大師堂は
側面が納経所になっています。
供養塔
一光三尊阿弥陀石仏
宝篋印塔
芭蕉句碑『一声の江の 横たふや ほととぎす』
いただいた御朱印です。

この記事へのコメント