日光二社一寺世界遺産めぐり・輪王寺

栃木県日光市、日光山 輪王寺(りんのうじ)
宗派:天台宗 創建:天平神護2年(766年) 開基:勝道上人

輪王寺は東照宮・二荒山神社とあわせて「日光山」や「日光三所権現」と呼ばれ、神仏習合の信仰が行われていましたが、明治時代の神仏分離以後は「二社一寺」と称され、「日光の社寺」として世界遺産に登録されています。
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勝道上人像
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本坊表門(重文)
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鐘楼
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三仏堂・大猷院・宝物殿セット券@1000円を購入しました。

本堂の三仏堂(重文)は、東日本最大の木造建築です。
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畳敷きの外陣より階段を降り、石畳の内陣に入らせていただきました。
比叡山延暦寺の根本中堂のように、内陣は外陣より低い位置にあります。
須弥壇に祀られた御本尊(日光三所権現本地仏)は向かって左から、馬頭観音坐像・阿弥陀如来坐像・十一面千手観音坐像。
本尊のみの高さが約3m、台座と光背を合わせると、約7.5mにもなり、真下から見上げると大迫力です。
慈眼大師像、慈恵大師像なども祀られていました。

内陣の隅に護摩壇が設けられていて、不動明王坐像が拝顔できました。
その手前で、像高5cmほどの鎮将夜叉尊が9年に一度(2022年2月4日~2023年2月3日)の御開帳。

御朱印は書置き@300円をいただきました。
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三仏堂の裏に、輪王寺最古の建物・護法天堂があるのですが、見逃しました (lll-ω-)ズーン

大護摩堂
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内陣には、ご本尊の五大明王像を中心に、七福神や十二天など30躰の仏像がお祀りされています。
天井に描かれているのは、大昇竜。

光明院稲荷社
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相輪塔(重文)
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内部には経典が納められています。

宝物殿では所蔵品展「幻の寺院 寂光寺ー地獄からの救済ー」を展示中。
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陽明門の旧主・風神雷神像、鋳銅半肉千手観音像(重文)、天燈鬼、犬型温湯器などが印象的でした。
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江戸時代の日本庭園「逍遥園」
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苔がとてもきれいです。
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輪王寺の境内は、大きく二つに分かれます。
本堂・大護摩堂がある東エリアと、東照宮と二荒山神社を通り越した奥に、大猷院などがある西エリア。
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大猷院の手前に、渡廊でつながった二つのお堂があります。

常行堂(重文)
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内陣の中央に広い須弥壇があり、その周囲は「常行三昧」(阿弥陀様の周りを念仏を唱えながら、90日間歩き続ける修行)のための通路があります。
御本尊は座った孔雀の背に乘る宝冠阿弥陀如来像(重文)で、その四方には立った孔雀に乘る、小さな金剛法菩薩・金剛利菩薩・金剛因菩薩・金剛語菩薩像(4躯とも重文)が脇侍として祀られています。
このような五尊の祀られ方は、全国でもここだけなのだとか。
常行堂の隅に、鳥居と色鮮やかに装飾された祠サイズの社殿があり、摩多羅神が祀られていました。

常行堂でいただいた御朱印@500円です。
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渡廊(重文)
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法華堂(重文)
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こちらは入堂することができません。
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徳川家光公の霊廟・大猷院(たいゆういん)
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仁王門(重文)
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宝庫(重文)
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水屋(重文)
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二天門(重文)
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持国天と増長天
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門の内側は、風神・雷神のレプリカ(本物は宝物殿で拝見できます)
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幢竿を立てる際の、礎石を保護する「幡の礎石」が境内に約80個あるそうです。
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鐘楼(重文)
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鼓楼(重文)
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夜叉門(重文)
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毘陀羅(びだら)と阿跋摩羅(あばつまら)
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反対側は、烏摩勒伽(うまろきゃ)と犍陀羅(けんだら)
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灯籠がたくさん。
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唐門(重文)
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見上げると、折上げ格天井は牡丹だらけ。
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袖塀
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赤い渡り廊下の向こう側が、拝殿(国宝)
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赤や黒が多く用いられているのは、家康公を祀る東照宮(白と金を多用)よりも派手にしないためだとか。
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拝殿内に入らせていただきました。140枚の天井画はすべて龍。
壁面には唐獅子の障壁画。
龍神破魔矢などの説明をされていましたが、私は足の土踏まずがツッて激痛に襲われていたため、全く耳に入らず(^_^;)

相の間(国宝)
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大猷院霊廟本殿(国宝)
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掖門から出ると
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皇嘉門(重文)
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家光公の墓所などがある奥之院は、この門の奥にあるそうです。

「経蔵」と「薬師堂(本地堂)」は、東照宮と輪王寺のいずれに帰属する堂宇であるかはっきりとしないそうで、東照宮の境内地にあるため、この日記では東照宮のところで書かせていただきます。

大猷院でいただいたご朱印@500円
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輪王寺の参拝時間は、駆け足で観ても約1時間半かかりました。
時間が全然足りなかった・・・

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