京都市山科区、吉祥山 宝塔院 安祥寺(あんしょうじ)
宗派:高野山真言宗 創建:嘉祥元年(848年) 開山:恵運僧都
駐車場なし(民間コインパーキングから徒歩7分ほど)
通常非公開の寺院で、2022年秋の特別拝観日は
9月17日~19日、10月9日~10日、11月19日~27日。
11月の公開は夜も行われ、JR東海『そうだ 京都、行こう。』の「ひかりの京都キャンペーン」として、竹灯籠が灯されるそうです。
お寺は山科疎水べりにあります。
境内図(お寺のパンフレットより)
受付にて拝観料@500円を納めました。
観音堂(本堂)
中央のお厨子の扉が開かれ、十一面観音立像(重文)が間近で拝顔できました。
奈良時代作、乾漆併用の榧木の一木造りで、像高は半丈六の252.5cm。
プロポーションがよく、黒光り・・・運慶さんが影響を受けたといわれる長岳寺阿弥陀三尊像の質感と似ているように感じました。
お厨子の左右に、目がグリッとした四天王像が祀られています。
本堂に向かって左側の道を進むと、森の中のような気持のいい空間が。
2022年8月に修復が完了した、鎮守の青龍殿
多宝塔跡
多宝塔に安置されていた五智如来像(国宝)は、五躰一具が揃って伝わる最古の五智如来像で、西暦851年から854年ごろの造像。
京都国立博物館に寄託されています。
地蔵堂
向拝から像高134cm、半丈六の地蔵菩薩坐像が拝顔できました。
天井を見上げると、美しい花鳥図。
大師堂
中央の厨子に弘法大師坐像が祀られ、その左右に開基の恵運僧都、安祥寺流々祖の宗意律師(第十一世)などが祀られています。
弁天社
本坊の薬医門
鐘楼
玄関
いただいた御朱印@400円です。
コインパーキングに戻る途中、みかけた公衆電話!
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