大和北部八十八ヶ所・第76番札所 聖林寺

奈良県桜井市、霊園山 聖林寺(しょうりんじ)
宗派:真言宗室生寺派 創建:和銅5年(712年) 開山:定慧上人
駐車場@300円(納経所にて) 入山料@500円

カーナビの案内どおりに行くと、めっちゃ細い旧聖林寺橋を通る道を通りました(^_^;)
当寺のHPによりますと『ローソン桜井浅古店を経由してそのまま400m直進し、新聖林寺橋を右折をしてすぐ駐車場』だそうです。

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山門
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手水場
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十三重石塔
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本堂
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内陣に入らせていただきました。
御本尊は石造に彩色された、丈六の子安延命地蔵菩薩坐像です。
脇侍はコンガラ・セイタカ童子にとてもよく似た、白色の掌善童子と赤色の掌悪童子。
脇壇に阿弥陀三尊像を安置。

本堂の脇室には、フェノロサ寄進の旧御厨子が設置され、
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西陣織の写し観音様が安置されています。
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フェノロサとは・・・明治時代に来日した哲学者・美術研究家のアーネスト・フェノロサのことで、日本の美術・文化財保護行政に深く関わり、日本古来の文化財の保護を強く訴え、廃仏毀釈運動による破壊から数々の文化財を守って下さった方です。
法隆寺夢殿の秘仏・救世観音像を開扉したというエピソードが有名ですが、こちらの聖林寺の十一面観音像も「日本第一保存の像」と位置づけ、そこから「国宝」という概念が生み出されたのだそうです。
フェノロサがいなければ、どれだけの文化財が破壊されていたのかと想像すると、ゾッとしますね(^_^;)

美しい三輪山が見えました。
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階段下のロッカーに手荷物を預け、観音堂(大悲殿)へ向かいます。
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前回参拝した2017年8月は、1959年(昭和34年)に建立された日本初の鉄筋コンクリート造の収蔵庫でした。
このたび免震機能がつき、前室が設けられ、これまでの2.5倍の広さを持つ新しい収蔵庫が完成。
2022年8月より公開が始まりました。
観音堂の重たい扉を開くと、明るい光の中に美しく荘厳な十一面観音立像が安置されています。
ガラスケースに覆われていますが、かなりの至近距離で前後左右から拝ませていただけます。
奈良時代作の観音様は、像高209.1cmの木心乾漆像(大まかな木彫像の原型を作り、漆と木屎漆を盛り上げて細部整形する技法)です。
頭上の11面のうち、3つの化仏は欠損していますが、およそ1300年前に作られた仏像とは思えないほど保存状態が良く、堂々として美しいです。
柔らかくしなる指の造形に、とても心が惹かれ、涙が溢れてきました。

十一面観音は、もとは大神神社の神宮寺・大御輪寺(だいごりんじ)の御本尊でした。
明治政府の神仏分離令で大御輪寺は廃止となり、本堂は現在の大神神社の若宮社(大直禰子神社)となりました。
その際に廃仏毀釈を免れるため、こちら聖林寺に移されたといわれています。
大御輪寺(現在・若宮社)に祀られていた時の様子を再現した、十分の一サイズの模型が展示されていました。
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本堂からつながった庫裡では『マンダラ展』が特別公開中(毎年11/1~30)。
春日鹿曼荼羅・法華曼荼羅・両界曼荼羅など十数点が展示されています。
金をふんだんに使った當麻曼荼羅がとても豪華。

庫裡の中庭に、宝篋印塔がありました。
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山門を出た道路の向かい側に、薬師堂
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堂内の様子は拝見できませんが、毘沙門天立像を中心に、薬師如来立像と紙製の地蔵菩薩像も安置されているそうです。

観音堂の奥?裏?に、新四国八十八箇所霊場奥院の大師堂があるそうですが、気づけず・・・ (lll-ω-)ズーン

いただいた御朱印です。
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本日の歩数 5267歩・歩いた距離 3.5km・上った階数 21階

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