奈良県奈良市の不退寺こと、金龍山 不退轉法輪寺(ふたいてんぽうりんじ)
宗派:真言律宗 創建:承和12年(845年) 開基:在原業平
無料駐車場有
南大門(重文)
庫裡にて、入山料@450円(通常500円、JAF割引△50円)を納めました。
石棺
古墳時代(5世紀)のものだそうです。
本堂(重文)
堂内に入らせていただきました。
外陣と内陣の境には『業平格子』(在原業平が好んで着用した斜め格子のデザイン)がはめられています。
内陣の須弥壇上、中央にご本尊の聖観音菩薩像(重文)が祀られているお厨子があるのですが、残念ながら現在は、京都の工房にて修理中のため、拝顔は叶いませんでした。
2023年5月ごろにお戻りになられる予定とのこと。
平安時代に在原業平が造立したとされ、両耳の上に大きな「リボン」のような飾りを付けているそうです。
日本画家の安達不傳氏によって描かれた聖観音菩薩立像の絵画が公開されていました。
お厨子の左右に、五大明王像(重文)と地蔵菩薩像が安置されています。
大威徳明王が首から下げている5個の骸骨のネックレスが素敵。
奈良県でこのサイズの五大明王像に出会えるお寺は少ないので、貴重ですね!
脇室には、在原業平の父・阿保親王坐像が安置され、
釈迦涅槃図も本堂の奥に掛けられていました。
業平橋を渡ると
多宝塔(重文)
檜皮葺きの上層部は、廃仏毀釈の際に取り払われてしまい、第一層が残るのみです。
毎年5月28日11時より『 業平忌』が行われ、多宝塔の特別開扉が行われるそうです。
『伊勢物語』第88段の歌碑
「おほかたは月をもめでじこれぞこのつもれば人の老いとなるもの」
『百人一首』第17段の歌碑
「 ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれないに水くくるとは」
こちらは詳しいことがわかりません・・・
「佐保山は 終の棲家よ つく法師」
いただいた御朱印です。
はさみ紙には、業平が描かれていました(〃▽〃)
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