大和北部八十八ヶ所霊場第25番
宗派:法相宗(別格本山) 創建:養老5年(721年) 開山:行基菩薩
前回の参拝は、蓮の花が咲き誇る2015年6月です。
門前に無料駐車場有
お寺の前は、よく車で通るので、なんとなく参拝したような気持ちになっていたのか・・・
7年半ぶりというのに驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ!
仁王門

仁王門に拝観受付があり、入山料@500円を納めました。
本堂前の灯籠
本堂(重文)
扁額には『菅原寺』と書かれています。
創建当初は、菅原道真の生誕地と伝わる「菅原の里」にあることから「菅原寺」と呼ばれていたそうです。
本堂は行基菩薩が東大寺大仏殿を建立する際に、10分の1の雛形として建てたとの伝承があり、「試みの大仏殿」とも呼ばれています。
内陣に入らせていただきました。
見上げた天井
須弥壇の中央に、平安時代作の丈六、阿弥陀如来坐像(重文)が祀られています。
脇侍は勢至菩薩坐像と観音菩薩坐像で、どちらも南北朝時代の作。
こちらのお寺、仏像も写真撮影OKです(〃▽〃)
ご本尊の阿弥陀如来様は定朝様。
後背は修復中で、2025年3月に完成予定だそうです。
脇侍の二菩薩の上には、雲中供養菩薩像
令和3年に建立された、佛舎利殿(千躰供養室)
インドから来られたお釈迦様が祀られています。
石仏群
弁天堂
中央奥のお厨子に祀られている人頭蛇身の宇賀神様が、1月1日~15日までご開帳されています。
秘仏なのに、写真撮影OKだなんて、本当に感激です!
宇賀神様の手前に、とても可愛らしい弁財天立像
頭上に鳥居と宇賀神様を載せておられます。
3面8臂の愛染明王坐像
うーん・・・お堂にそう書かれていたのだから、愛染さんで間違いないんやろうけど・・・
私はこっそり、馬頭観音様じゃないかと思ったのです。
施福寺の秘仏の馬頭観音様と印相や足の形、持ち物がよく似ているのです。
そして、ものすごく見えにくいけど、頭上に小さなお馬さんの姿が見える気がする・・・
※後日談
お寺に私の感じたことをメールでお伝えしたところ、愛染明王坐像ではなく、馬頭観音坐像だということになり、
御真言などを変更して下さるそうです。
なんだか嬉しい気持ちになりました。
ちなみにこちらの仏像は、東京日本橋の阿吽の麒麟像などで知られる彫刻家・渡辺長男氏が造立された仏像だそうです。
行基堂
天平21年(749)2月2日に喜光寺で入寂された行基菩薩様の坐像と、千躰地蔵さんが安置されています。
庫裏(納経所)
写経道場も兼ねていて「いろは写経」という平仮名の多い写経をすることができます。
釈迦如来坐像が祀られ、そのうしろには千佛が。
いただいた御朱印です。

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