日本最古の厄除大本山・松尾寺

奈良県大和郡山市の役行者霊蹟札所・松尾山(補陀洛山) 松尾寺(まつおでら)
大和北部八十八ヶ所第54番札所・役行者霊蹟札所
宗派:真言宗醍醐派 創建:養老2年(718年) 開基:舎人親王

北惣門
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閼伽井からの霊泉
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閼伽井屋
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108段の石段の途中に、辰巳利文氏の歌碑
「松尾寺 背に立つ塔のいや高く 眞澄みる秋乃 空に厳しき」
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境内図
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手水場
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鐘楼
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厄除の鐘
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本堂(重文)
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厄除のご祈祷中で、本堂内には入れませんでした。
厄除観音様と呼ばれる秘仏の御本尊・千手千眼観音立像は、毎年11月3日に御開帳されます。

神霊石の大岩(磐座)の前に、不動三尊と役行者の石仏が祀られ、
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その前方の護摩壇では、3月1日に行われる柴燈大護摩の準備をされていました。
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石段の上に、三重塔
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後水尾天皇の持仏であった如意輪観世音菩薩様が祀られているそうです。

三重塔から、さらに上って行くと、松尾山神社があります。
舎人親王の毛骨を納めたとされる十三重石塔・楊谷観音堂・松尾山神社などについては、2018年12月の日記をどうぞ。

七福神堂
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七福神堂と阿弥陀堂の間にある納経所にて、内拝料@300円を納め、七福神堂の内陣へ。
須弥壇中央に、ご本尊の大黒天立像(重文)が祀られています。
左肩に七宝袋を背負っていますが、右手には打ち出の小槌を持たない、スマートで強面のイケメンです♡
脇侍はとても美しい金剛界と胎蔵界の大日如来坐像で、台座も豪華。
手前のお厨子には、左右に七福神が祀られています。

阿弥陀堂
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行者堂
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日本最大といわれる役行者坐像と前鬼・後鬼、役行者母公像などが祀られていて、
修験道まつり期間(9月1日~7日)に御開帳されます。
御開帳の時に参拝したときのことは、2020年9月の日記をどうぞ。

本坊の門
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本坊は非公開ですが、バラの花が咲く5月15日~6月5日頃は、お花畑が特別公開されます。
茶道石州流の祖・片桐石州が29歳の頃に作った「七尺五寸廻り敷」という、独創的な茶室もあるそうです。

本坊前にテントが張られ、【染筆「厄攘」みんなで書こう百萬枚】の特設会場(無料)が。
「厄攘(やくじょう)とは厄を盗むこと。つまり、大和松尾寺は皆様の厄を盗む日本最古の厄除霊場です」と書かれた案内があり、テーブルと半紙、墨の入った硯石と筆が用意されています。
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相方と私、一枚ずつ「厄攘」の言葉と、氏名と年齢を書いて、納めてきました。
こういう場合の年齢って、数え年ですかね・・・
つい満年齢を書いてしまいました(12月生まれだから、数え年だと2歳も上になるんだもん)

鐘楼の手前の石段を下りると、南惣門があります。
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腰長押と飛貫の間に、風神雷神の浮き彫り彫刻が入っているので、「雷門」とも呼ばれています。
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とても美しいトルソーなどが安置されている宝蔵殿は、1月~3月は残念ながら休館中。

いただいた御朱印です。
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