読書記録2023.1~2023.2

この2ヶ月で読んだ本
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『闘う君の唄を』 中山七里 朝日文庫
新任幼稚園教諭として埼玉県秩父郡神室町の「神室幼稚園」に赴任した喜多嶋凛は、モンスターペアレントたちの要求を果敢に退け、自らの理想とする教育のあり方の実践に務める。当初は、抵抗されるも、徐々にその熱意が伝わり、周囲の信頼も得られていくのだが…。健気なニューヒロイン、誕生!(「BOOK」データベースより)
中山七里さん、幼稚園の話も書くんだ!と、とても新鮮に感じました。
保護者会の口出しに負けず、理想を貫いていく喜多嶋凛が良かった。
やっぱり後半はどんでん返しd(-ω☆) グッ!!

『騒がしい楽園』 中山七里 朝日文庫
見えない魔の手から子どもたちを守ることができるのか?埼玉県の片田舎から都内の幼稚園に赴任してきた幼稚園教諭・神尾舞子。待機児童問題、騒音クレーマー、親同士の確執…様々な問題を抱える中、幼稚園の生き物が何者かに殺される事件が立て続けに発生する。やがて事態は最悪の方向へ―。12ヶ月連続刊行企画第1弾!(「BOOK」データベースより)
『闘う君の唄を』の続編と思って読んだのですが、主人公が別の教諭に変わっていて、少し期待外れの感が残りました。

『ママチャリお遍路1200KM―サラリーマン転覆隊』 本田亮 小学館
きっかけは妻の病だった。行く手に立ちはだかったのは、果てしない山越え、吹雪の峠越え、宿を襲った竜巻…。超多忙なサラリーマンたちが、仕事の荒波に揉みくちゃにされながら、四国八十八ヶ所の札所をママチャリで走り切った汗と笑いの筋肉痛ドキュメント。(「BOOK」データベースより)
これはめちゃくちゃ楽しく読ませていただきました!
カヌーチームの転覆隊が、ママチャリで四国お遍路に挑戦するというもので、金曜日の仕事のあと、ロッカーに入れていた服に着替えて飛行機に飛び乗って四国へ・・・
私は車でしか回ったことがないのですが、歩いているお遍路さんはよくおみかけするんです。
でも山道や石段がたくさんあるので、ママチャリってなかなか珍しいかと。
写真もたくさん掲載されていて、またすぐにでも四国に行きたくなりました♪

『ある男』 平野啓一郎 文春文庫
弁護士の城戸はかつての依頼者・里枝から奇妙な相談を受ける。彼女は離婚を経験後、子供を連れ故郷に戻り「大祐」と再婚。幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が事故で命を落とす。悲しみに暮れるなか、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実が…。愛にとって過去とは何か?人間存在の根源に触れる読売文学賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
愛した夫が亡くなったあと、別人だったとわかり、遺影に呼びかける名前がわからない・・・切ないでしょうね。
最後の三行で、救われました。

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