摂津国八十八ヶ所第33番札所
宗派:高野山真言宗 創建:明治43年(1910年) 開基:重松寛勝大僧正
山門
山門をくぐってすぐ右側に、鯖大師像
白鬚稲荷大明神と玉姫稲荷大明神が祀られています。
浪曲塔
当寺では浪曲まつりを年に数回行われています(予約・チケット制)
本堂
ガラス越しに内陣を拝見させていただきました。
ご本尊は閉じられた金色のお厨子に祀られた、秘仏の弘法大師様です。
向かって左側に不動明王様の火焔光背と剣が見え、右側には大日如来坐像が拝顔できました。
堂内には十一面千手観音像とお聖天さんも安置されているそうです。
護摩堂
毎月21日は弘法市が開かれ、午後から柴燈護摩供が行われます。
一願不動明王様とセイタカ・コンガラ童子の石仏(お不動さんの台座には「岩屋寺」と刻まれています)
水子地蔵尊
十三重石塔と修業大師像
地蔵堂
日限地蔵尊が祀られています。
歯の地蔵尊・親子地蔵尊・耳の地蔵尊
百度石の上に
両面地蔵尊

行者堂
中央に不動明王坐像、向かって左側に弘法大師坐像、右側に役行者像
お墓の上に、西国三十三所の御本尊が。
布袋尊
淡路假屋沖沈没、第70号潜水艦殉難者碑
一光三尊の善光寺式阿弥陀如来像が安置されています。
往時の境内図
開基当初は現在地より東の天保山運河の近くに位置し、遣唐使一行が出航したとされる跡地に、弘法大師入唐求法解纜の御遺跡を顕彰するために約7800坪の大伽藍が建立されました。
毎月21日の弘法さんの縁日には、東の四天王寺、西の築港高野山と呼ばれるほど賑わったそうです。
1945年の大阪大空襲により全焼し、現在の地に移動して再建されました。
いただいた御朱印には「弘法大師入唐求法解䌫遺跡」の朱印。

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