三重県伊勢市、勝峰山 兜率院 金剛證寺(こんごうしょうじ)
伊勢西国三十三所観音霊場第2番札所
宗派:臨済宗南禅寺派 創建:欽明天皇時代(6世紀) 開山:弘法大師 草創:暁台上人
朝熊山の山頂付近にあり、車の場合は伊勢志摩スカイライン通行料@1270円が必要
総門
車は総門の内側にある無料駐車場に停めました。
境内図
金佛(阿弥陀如来像)
仁王門へ続く石段の手前を、左に進むと「おちんこ地蔵」様が祀られているそうですが、見逃しました(^_^;)
仁王門
裏側には雨宝童子と明星天子
鐘楼
前回の参拝は2013年3月なので、10年ぶりです。
連間の池と連珠橋
弘法大師様が掘られたと伝わる連間の池は、睡蓮がたくさん咲いています。
連珠橋(太鼓橋)
連珠橋は渡れないので、ぐるっとまわって向こう岸の、雨宝堂(重文)へ。
弘法大師様が刻まれたと伝わる、天照大神(大日如来の化身)の16歳の御姿(雨宝童子尊)を安置。
願王殿(地蔵堂)
桂昌院が寄進された矢負地蔵尊(重文)が安置されていました(現在は宝物殿)
裸形着装像(上半身は裸、下半身はタイトスカートのような衣をまとう)だそうです。
厄除け六地蔵尊(重軽地蔵尊)
一度持ちあげて置き、ご真言を三回唱えながら左へ三回まわし、祈念後に再度持ちあげたときに、軽く感じれば願いが叶うといわれています。
願王殿の脇に、庚申堂があります。
福徳蓮華庚申
蓮の花と葉で「見ざる、言わざる、聞かざる」を表わしています。
台座の下に、三猿も。
手水場
仏足石
このあたりから見た、連間の池
石段を上ると、智慧寅と
頭上に大黒天を頂く福丑
当寺は伊勢神宮の丑寅(北東)に位置し「伊勢神宮の鬼門を守る寺」とされ、
「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭でうたわれています。
摩尼殿(重文)
外陣に賓頭盧さん、弁財天坐像と十六童子などが祀られています。
内陣を拝見すると、本堂内の中央にガラスケースで囲まれた金色の厨子があり、お前立の虚空蔵菩薩坐像と雨宝童子立像・明星天子立像が拝顔できました。
秘仏の御本尊は、伊勢神宮の式年遷宮の翌年(20年に一度)ご開帳されるので、次回は2024年かと。
向かって左の奥に、札所本尊の十一面観音菩薩像が祀られているのですが、残念ながらよく見えませんでした。
求聞持堂
なんのお堂か、未確認です。
明星堂
中央のお厨子に、秘仏の明星天子が祀られています。
その手前に、木造の狛犬が一対。
開山堂
内陣は拝見できません。
開山の弘法大師、草創の暁台上人、中興開山の佛地禅師が安置されています。
客殿玄関と十三重石塔
本堂にて、染筆印刷済の専用御朱印帳に、押していただいた御朱印です。
日付けも朱色で押して下さいました。
境内の北側に進むと、奥之院へと通じる極楽門があります。
天衣菩薩像
極楽門から奥之院までの参道には、高さ2~8mの卒塔婆が延々と建立され、圧倒されました。
伊勢地方には、角材でできた卒塔婆を建てて故人を供養する「岳参り」という風習があるそうです。
奥之院 (呑海院)
手水場
庫裡でしょうか。
延命子安地蔵菩薩像を祀るお堂
私は ↑↑ (上の写真)を本堂だと思い込んでいましたが、
もしかしたら、こちらが本堂だったのかも・・・
足を延ばして、朝熊山頂展望台まで行きました。
天空のポスト
足湯@100円につかりながら見た景色♪
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