福井県若狭町、大悲山 三方石観世音 (みかたいしかんぜおん)
北陸三十三ヵ所観音霊場第7番・若狭三十三ヶ所観音霊場特別札所
宗派:曹洞宗 創建:延暦年間(782年~806年) 開基:弘法大師 開山:春山隣道和尚
無料駐車場有
「弘法大師 一夜御作 三方石観音御霊場」の石碑
弘法大師碑
橋供養安全地蔵尊
寺号碑
十三重石塔
堰止め地蔵尊
修行大師像
妙法石
昔、元旦に村人が石観世音にお参りしたとき、この石から鶏鳴を聞いたといいます。
また、弘法大師様が観音像を彫られている時、夜明けを告げる鶏の鳴き声がしたことから「鶏鳴石」とも呼ばれています。
六地蔵さんと、地蔵石群
稲荷神社
妙法滝
石段を上ります。
鐘楼
手水場
とても水が冷たく、相方は頭からかぶっていました!(お寺の方が勧めて下さったのです)
本堂
内陣に入らせていただきました。
中央に大きなお厨子があり、秘仏の御本尊・聖観音菩薩様が祀られています。
弘法大師一夜の御作といわれる観音様は、不動岩(大花崗岩)に刻まれた摩崖仏で、完成寸前に夜明けを告げる鶏の鳴き声を聞いたお大師様は、右手首先を彫り残されたまま下山されたため「片手観音」といわれています。
33年に一度のご開帳で、次回は2026年10月。
お前立の聖観世音菩薩立像も、右手は衣の中に隠れています。
脇侍は毘沙門天立像と不動明王立像で、脇壇に賓頭盧さんも祀られていました。
本堂の裏手から不動岩の一部を拝見することができます。
開山・春山隣道和尚像
お手足堂
本堂の御宝前にお供えされている手形足型(上半身は手型、下半身は足型)を借り受けて「南無大慈大悲 石観世音菩薩」と唱えながら、朝夕痛むところをさすると、病が快癒するといわれています。
快癒したあと、借り受けたお手足型を返納する際に、新しいお手足型を添えて「願ばらし」のお礼とする習慣があり、こちらは返納された手型足型を奉納しているお堂です。
江戸時代のものもあるそうです。
本堂より1kmほど先に、奥之院があります。
その途中に、霊水祠
観音霊水
奥之院
拝殿
天坊魔王が祀られている社殿までは行けませんでした。
毎年7月17日に、奥の院火祭りが催され、夜に護摩祈祷が行われるそうです。
納経所
いただいた御朱印と
御影です。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント