京都市東山区、音羽山 清水寺(きよみずでら)
西国三十三所第16番札所・神仏霊場巡拝の道第117番
宗派:北法相宗(大本山) 創建:宝亀9年(778年) 開山:延鎮上人
ご本尊:十一面千手千眼観世音菩薩 ご真言:おん ばざら たらま きりく
入山料@400円 近隣に市営・民営駐車場有
清水寺は常に観光客であふれているので、朝一番に参拝するに限ります。
この日は少し出遅れて、7時40分に到着(6時から参拝可)すると、すでに外国人がチラホラ。
地主神社(清水寺の本堂近くにあり)の狛犬
仁王門(重文)
明治初期の基準点標石
西門(重文)
擬宝珠がかわいいです。菊の花でしょうか?
鐘楼(重文)
三重塔(重文)
経堂(重文)
田村堂・開山堂(重文)
手水場
轟門(重文)
わっ。かわいい♪ 柱の補修跡が、しずくの形です!
広目天と持国天
轟門は高い石垣の上に建っています。
ここまでは無料で拝観できます。
門から先は有料となります。
本堂へと続く廻廊に、南部鉄器の風鈴が(〃▽〃)
朝倉堂(重文)
本堂(国宝)
本堂は舞台、外陣(礼堂)と内陣、内々陣に分かれています。
外陣より内々陣を拝ませていただきました。
薄暗い中に大きなお厨子があり、秘仏のご本尊・十一面千手千眼観世音菩薩立像が祀られています。
お前立の十一面千手観音菩薩立像が拝顔できました。
左右2本の細い腕を頭上に伸ばし、釈迦如来像形の化仏を両手で捧げ持つ『清水型』と呼ばれる御姿です。
脇侍は地蔵菩薩と毘沙門天で、こちらも秘仏です。
地蔵菩薩像は右手に剣を持ち、頭部には獅子頭の兜をかぶり鎧に身を包んでいるそうです。
眷属の二十八部衆は、はっきりではありませんが、外陣からでも拝顔することができます。
毎年8月9日~16日は千日詣りの法会が行われ、一般参拝者も内々陣へ入らせていただけるそうです。
境内図
西向地蔵堂
大きな石造の地蔵菩薩立像が祀られています。
釈迦堂(重文)
百体地蔵堂
阿弥陀堂(重文)
濡れ手観音様
奥の院(重文)
ご本尊は秘仏の三面千手観音菩薩坐像(重文)で、お前立の三面千手観音菩薩坐像が拝顔できました。
お顔の左右に二面のお顔があり、頭上には24面の化物を載せておられるので、合計27面。
ふれ愛観音さま
奥之院の縁側に、夜叉神が祀られています。
夜叉神坐像は、頭髪を立てた憤怒の形相です。
本堂の舞台から見えていた子安塔(三重塔)の方まで歩いていきました。
塔頭・泰産寺
清水寺本堂と同じく、ご本尊は十一面千手観音像で、脇侍は地蔵菩薩と毘沙門天です。
子安塔(重文)
お不動さん
お稲荷さん
高照弁財天
音羽の滝
3筋に分かれて落ちる水は、正面から見て左から学業成就、恋愛成就、延命長寿のご利益があるとされています。
まず背後に祀られている不動三尊像を拝み、3本の中から1本を選んで柄杓で受け止め、飲み干すのだそうです。
滝の上部のお堂には、倶利伽羅竜王が祀られています。
石造の不動三尊像
役行者と前鬼&後鬼も祀られていました。
仁王門のところまで戻ってきました。
塔頭・地蔵院善光寺堂
中央に如意輪観音菩薩坐像が祀られているのが拝顔できました。
向かって右側に一光三尊阿弥陀如来像 、左側にご本尊の地蔵菩薩立像が安置されています。
向拝に首振地蔵さん
お地蔵さんの首は360度回転します。
願い事のある方向に、お地蔵さんの首をまわして拝めば叶うと言われています。
馬駐(重文)・塔頭の随求堂・中興堂・鎮守堂(重文)・千体石像群などについては、2018年10月の日記をどうぞ。
御朱印は軸装納経帳に重ね印でいただきました。
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