西国三十三所第27番札所・神仏霊場巡拝の道第75番
宗派:天台宗(別格本山) 創建:康保3年(966年) 開山:性空上人
ご本尊:如意輪観世音菩薩 ご真言:おん ばらだ はんどめい うん
書写山ロープウェイ@1000円(往復) マイクロバス@500円(往復) 入山料@500円
前回の参拝は、2022年5月です。
私はいつもロープウェイに乗りますが、乗らずに参拝することも可能です(ロープウェイ書写駅から山上駅まで、約45分の山登り)。
さらに摩尼殿までは約20分の山道(これは前半が上り、後半は下り道。今まで3回、歩いています)。
往復の2時間を惜しみ、今回はロープウェイとマイクロバスに乗りました。
ロープウェイ山上駅から少し歩いたところにある鐘楼「慈悲の鐘」
マイクロバスは、寺務所の近くまで連れて行ってくれます。
三十三所堂
境内図
摩尼殿
新長吏(ご住職)晋山記念といたしまして、2023年7月1日~9月30日まで、摩尼殿奥秘仏のご開帳です!

特別拝観料@500円を納め、初めての内陣へ。
写真撮影もOKです!
ガラスケースに納められた手前のお厨子に、像高19.8cmの奥秘仏・如意輪観音坐像が祀られています。
性空上人の生木如意輪観音像(焼失)と同じサクラの木で彫られた如意輪観音像だそうです。
衣の截金細工がとても美しい。
凛とした御姿に、涙が出そうになりました。。。
見上げると摩尼殿ご本尊・如意輪観音坐像が拝顔できました。
左右には大きな4つの厨子がありますが、それぞれに安置されていた四天王像は、このたび大講堂に移動されましたので、後述いたします。
外陣に賓頭盧さん
摩尼殿の裏を通り、三之堂のある西谷へ向かいます。
石造如意輪観音像を祀る、杣観音堂
青銅の毘盧遮那仏坐像
本多家廟所
それぞれに本多忠勝、忠政、政朝、政長、忠国の墓碑である五輪塔を安置。
「三之堂(三つの堂)」
左(南)に常行堂(重文)
窓から丈六の御本尊・阿弥陀如来坐像(重文)が拝顔できます。
右(北)に大講堂(重文)
四天王像が90年ぶりに大講堂に戻られたということで、2023年7月1日~9月30日まで、内陣特別拝観!

特別拝観料@500円を納め、内陣へ。 こちらも写真撮影OKです!
一段低くなった床は、瓦の四半敷きです。
釈迦三尊像(重文)と、四天王(重文)
新長吏晋山記念で(第百四十世長吏が総本山延暦寺のご住職にご就任された事により)、摩尼殿に祀られていた四天王が、大講堂に戻ってこられました。
内陣にて参拝させていただけるのは、これが最後の機会だと仰っていました。
正面(西)に食堂(重文)
1階ではチームラボの「認知上の存在」展@500円が開催中です。
2階は寺宝展示館になっていて、食堂のご本尊は僧形の文殊菩薩様。
薬師堂のご本尊・薬師一家(薬師如来・日光月光菩薩・十二神将)や、
五大明王像
金剛堂のご本尊・金剛薩埵像、トルソーなどが祀られていました。
参道「西国巡礼の道」・仁王門については、2020年7月の日記、五重塔跡・4つの塔頭・奥之院・金剛堂・根本薬師堂などについて、2018年8月の日記、常行堂の内拝と楽屋については、2017年5月の日記をどうぞ。
御朱印は軸装納経帳に重ね印でいただきました。

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