大和十三仏霊場第12番札所
宗派:真言宗御室派 創建:天平勝宝8年(756年) 開山:虚滝和尚
前回の参拝は、2022年11月です。
浄土式庭園(国の名勝)
楼門(重文) ※ここからは入れません。
本堂側から見た楼門
石段を上がった左側の受付にて入山料@500円を納め、ご朱印帳を先に預けます。
護摩堂
中央に不動三尊立像、向かって右側に弘法大師坐像、左に僧形文殊菩薩坐像が祀られています。
毎月28日に護摩供養が行われます。
護摩堂の隣に、石仏の阿弥陀さんと2体のお地蔵さん
多宝塔
金色に輝く平成の大日如来坐像が祀られています。
今年の春、屋根が葺き替えられた本堂(重文)
仏堂としては珍しい「春日造社殿両庇付寝殿造」という建築様式だそうで、正面の中央に階段、左右に舞台があります。
扉の内側に、引き戸がつきました。
中央の須弥壇に「三方解放高御座型大型厨子」があり、半丈六のご本尊・阿弥陀如来坐像(重文)を拝顔させていただきました。
いつもは阿弥陀様の四方を守護している四天王立像(重文)はおられなかったので、修復されているのかもしれません。
四本柱も、以前よりくっきりと聖衆来迎二十五菩薩などの柱絵が確認できるようになりました!
庇下の局に開山当初のご本尊・十一面観音立像、本堂内陣後方には、聖徳太子の2歳像や、薬師如来立像、弘法大師坐像なども安置されています。
鎮守社の拝殿
春日堂・白山堂(国宝)
宇賀神本殿(重文)
鐘楼は修復中でした。
本堂前の石灯籠
相應殿
運慶作の金剛界大日如来坐像(国宝)と、小さな四天王立像が祀られています。
国宝の登録名称は「木造大日如来坐像 運慶作 1躯」。
台座蓮肉の裏面に「大仏師康慶 実弟子運慶」の墨書銘があるそうで、その写真も展示されています。
正面に座って見上げると、玉眼に光が入り、キリッとした美しい少年のよう。
20代の運慶さんが1年かけて造られたと思うからなのか、特別な気持ちが湧いてきます。
ガラスの仕切りは、大日如来坐像の台座のあたりまでしかなく、像高98.8cmの大日様はほぼ何も隔てるものがない状態で、かなり近くから拝ませていただくことができるので、とても幸せですが・・・少し心配にもなりました。
いただいた御朱印です。

円成寺さんに参拝したあとのお楽しみは、庭園前のお食事処「里」のランチです。
松茸里定食@2800円
松茸がたっぷり! ボリューム満点です。
里定食ミニを、ぜひご検討いただきたいです( *´艸`)
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