読書記録2023.8~2023.11

この4ヶ月で読んだ本
本.jpg

『死ねばいいのに』 京極夏彦 講談社
死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。(「BOOK」データベースより)
古本屋さんでタイトルにぎょっとして購入。
おもしろかったです!

『感情教育』 中山可穂 河出文庫  
前世から契りあった恋人はあなたですか?今度こそ永遠に契りあうために、あなたはそこで待っていてくれたのですか?那智と理緒。傷つくことにすら無器用な二人が出会ったとき、魂がふるえ、存在の根源をゆさぶる至高の恋が燃えあがる。同性同士の愛の極北を描く、山本周五郎賞受賞作家による傑作長篇。(「BOOK」データベースより)
中山可穂さんの文庫化された作品はほとんど読んでいるのですが、こちらは初めてでした。
後半が期待外れというか、ちょっと尻すぼみ感が・・・。

『満願』 米澤穂信 新潮文庫
「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。(「BOOK」データベースより)
6つの短編ミステリー。
どの話もおもしろく、それぞれ長編で読みたいなぁ~と思ってしまいました。

『注文の多い料理店』 宮沢賢治 角川文庫
そこでは森と人が言葉を交わし、烏は軍隊を組織し、雪童子と雪狼が飛び回り、柏の林が唄い、でんしんばしらは踊り出す。暖かさと壊かしさ、そして神秘に満たち、イーハトーヴからの透きとおった贈り物―。賢治の生前に刊行された唯一の童話集。文庫本で可能な限り、当時の挿絵等を復元する。(「BOOK」データベースより)
40年以上前、私が小学生だった頃に読み、心に強烈に残っていたので読み直してみました。
童話9編のうち、あらためて「注文の多い料理店」は好きな作品だと思いました(〃▽〃)

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック