仏母の御寺・摩耶山天上寺

神戸市灘区、摩耶山天上寺こと佛母摩耶山 忉利天上寺(とうりてんじょうじ)
摂津国八十八所第80番・新西国三十三ケ所第22番・西国愛染十七霊場第4番・関西花の寺二十五霊場第10番札所ほか多数
宗派:摩耶山真言宗(大本山) 創建:大化2年(646年) 開山:法道仙人 開基:孝徳天皇(勅願)
掬星台天上寺前駐車場@500に車を停めました。
前回の参拝は、2018年12月です。

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西山門
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漱水舎(手水舎)
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天竺堂
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ガラス越しに、子どもを抱く摩耶夫人像(大理石製)が拝顔できました。

石段を上ります。
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ここで入山料を納めます(志納)。
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鐘楼
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梵鐘に草花の模様があります。
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とても大きな延命大地蔵尊
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摩耶夫人堂
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扉を開けて、向拝から内陣を拝見いたしました。
中央に等身大で極彩色のご本尊・仏母摩耶夫人(お釈迦様の生母)立像、その左右に梵天・帝釈天立像が祀られているのが拝顔できました。
摩耶夫人の右脇下から、生まれたてのお釈迦様が合掌し、お母さまを見上げる姿が愛らしいです。

「摩耶創生之庭」
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釈帝権現を祀る、権現社
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本堂
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外陣に入らせていただきました。
内陣奥に大きなお厨子があり、秘仏のご本尊・十一面観音菩薩立像と脇侍の毘沙門天像と不動明王像が祀られています。
像高約6cmの元の御本尊は、昭和51年の火災で焼失してしまったので、お厨子に祀られているのは昭和61年に開眼されたご本尊です。
火災後、金の塊(元の御本尊)が発見されたため、仏像を作り直し、現在の御本尊の胎内に納められたそうです。
御開帳は33年に一度で、前回は令和元年(2019年)。
欄間に安置された掛け仏は、秘仏の三尊像にそっくりだと、お寺の方が仰っていました。

閉じられたお厨子の前に、色鮮やかな七観音(千手・聖・如意輪・十一面・馬頭・不空羂索・准胝)が祀られています。
その前方の左右に、愛染明王坐像と不動明王立像、中央手前に摩耶夫人(以前参拝した時とは、配置が変わっていました)。
後方の両端に、かつては仁王門で守護していた金剛力士像が安置されています。
内陣の脇から奥へと、四国八十八ヶ所ご本尊のお軸が掛けられ、お砂踏み霊場になっています。
外陣に大黒天尊・布袋尊・釈迦如来坐像・廻り大師坐像も祀られていました。

本堂前に拡がるのは、「仙人来朝之庭」
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法道仙人石像
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一願地蔵堂
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六地蔵さんと水子地蔵尊
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密教学講伝所
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建物の向こう側(屋外)に、お不動さんが祀られています。
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書院の前に、出山の釈迦石仏と仏足石
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苦行を終え、山から出て来られたお釈迦様は、鬚や髪が伸びておられる珍しいお姿をされています。

弘法大師の活眼石
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この石の脇で、お大師様が眼病平癒の御加持を行ったといわれています。

金輪堂
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外陣に入らせていただきました。
正面の須弥壇に、金剛界大日如来様とよく似た、黄金色の一字金輪坐像が祀られています。
向かって左側のお部屋は授戒堂になっていて、四面大日如来坐像が祀られています!
正面からは三面しか拝見できません。あと一面は後側?
旧奥之院のご本尊・八日大師坐像と、弘法大師坐像も安置されていました。

いただいた御朱印です。
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