安珍清姫伝説の寺・道成寺

和歌山県日高川町、天音山 道成寺(どうじょうじ)
新西国霊場第5番・神仏霊場巡拝の道第6番札所
宗派:天台宗 創建:大宝元年(701年) 開山:義淵僧正 開基:文武天皇(勅願)
駐車場代@500円 宝仏殿・縁起堂・「絵とき説法」@700円
前回の参拝は、2018年1月です。

この石段の左右の土手は、逆ハの字型になっているので、下から見上げた時は短く、
IMG_2999.JPG

上から見下ろすと長めに見えます。
少しでも参拝する人が歩きやすいようにという、おもいやり。
IMG_3001.JPG

仁王門(重文)
IMG_3002.JPG

IMG_3005-horz.jpg

手水場
IMG_3008.JPG

IMG_3065.JPG

鐘巻之跡
IMG_3009.JPG
釣鐘の中に隠れた安珍を、清姫が大蛇になって焼き殺したとされる場所です。

安珍塚
IMG_3010.JPG

二代目鐘楼跡
IMG_3012.JPG
二代目鐘楼は、京都市左京区の妙満寺に安置されています。

十王堂
IMG_3017.JPG
閻魔大王坐像、十王像、地蔵菩薩立像などが拝顔できました。

IMG_3013.JPG

なんだかかわいい♡
IMG_3015-horz.jpg

三重塔
IMG_3019.JPG
扉の格子窓から、小さな大日如来坐像が拝顔できました。

道成寺型灯籠
IMG_3060.JPG

本堂(重文)
IMG_3022.JPG

IMG_3007.JPG

香炉
IMG_3062-.JPG

IMG_3062.JPG

本堂には南向き本尊と北向き本尊、2躯の千手観音菩薩立像が安置されています。
向拝から内陣を拝見すると、大きなお厨子の扉が開かれ、南向き本尊の千手観音菩薩立像(重文)が拝顔できました。
像高2.4mの木心乾漆造で、あまり抑揚のない体躯です。
よく拝見する千手観音像の腕は、中央で合掌をする2本または4本が大きく、左右に広がる脇手は小さめなのですが、こちらの千手様観音様はほとんど同じぐらいの大きさです。

本堂の裏側(正面は庫裏)
IMG_3061.JPG
北向きに安置されている北向き千手観音菩薩立像(重文)は33年に一度の御開帳で次回は2038年。
像高は3.6mで、南向きの千手観音菩薩立像が胎内に納められていたそうです。

念仏堂
IMG_3030.JPG

五劫思惟阿弥陀如来坐像を拝顔させていただきました。
像高は1.2mですが、螺髪がとても大きいので、迫力があります。
両手の先を衣の中に納め、少年のようなお顔立ち。
お顔の左右に雲が表現され、来迎の二十五菩薩が降りて来られています。

縁起堂の受付にて、縁起堂と宝仏殿の拝観料を納め、
IMG_3042.JPG

まずは宝仏殿へ。
IMG_3038.JPG

たくさんの椅子が並べられた講堂のようなお堂の三方に、たくさんの仏像(国宝3点、重要文化財11点、県指定文化財4点)が。
入ってすぐの左側に、元は本堂の南向きに安置されていたご本尊・十一面千手観音菩薩立像(国宝)が祀られています。
像高は3.2mで、頬が少しふっくらとしたとても優しいお顔立ち。
胸の前で合掌する2本の手と、お腹の前で宝珠を持たれる2本の手、左右に20本ずつの脇手があり、錫杖を2本持たれています。
千手観音様の脇侍は、日光菩薩立像(国宝)と月光菩薩立像(国宝)で、このような形式を道成寺式というそうです。

四天王像(重文)の邪気は、とても迫力がありました。
兜跋毘沙門天王像(重文)は地天女の上に立っていますが、残念ながら尼藍婆と毘藍婆はいません。
正面に安置されているのは、丈六の釈迦如来坐像と文殊菩薩立像・普賢菩薩立像。
ガンダーラ仏や「髪長姫伝説」の宮子姫、干支の守り本尊なども安置されていました。

縁起堂には、安珍と清姫の像が安置され、昇天像も祀られていました。
私たちだけしかいなかったので、『絵とき説法』はお願いしませんでした。

井戸と切支丹灯籠
IMG_3039.JPG

IMG_3036.JPG

稲荷神社
IMG_3037.JPG

鎮守三社(住吉社・弁天社・天神社)
IMG_3035.JPG

護摩堂
IMG_3032.JPG
護摩壇の奥に、小さな不動三尊像が拝顔できました。

裏門ノ跡から出て、奥之院へ向かいます。
IMG_3046.JPG

3分ほど歩きました。
IMG_3047.JPG

IMG_3049.JPG

圓通殿
IMG_3051.JPG
たくさんの観音像が安置されています。

行者堂
IMG_3055.JPG

IMG_3056.JPG

こちらから諸堂の屋根が見えました。
IMG_3053.JPG

いただいた御朱印です。
IMG_0005.jpg

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック